
謎のカメラですが、DB-1と言います。その昔、驕ったひとつの言葉を話す人間たちが天にも届けと高い塔を造り始めたのを見て怒った神が人々の言語をばらばらにして互いに通じ合えないようにし、塔を建てる計画を頓挫させました。これがバベルの塔のお話です。
この旧約聖書の物語を踏まえ、初期のWindowsが出た頃(もしかするとそれ以前?)から多岐にわたる画像フォーマットを互いに変換したり、スクリプトで一括処理するDeBabelizer(デバベライザー)というバベル(Babel)をDeで打ち消すネーミングの有名な画像変換ソフトがありました。(今でも英語版が国内でも入手でき、動画も含めて変換するような仕様になっているようです。名前の由来は確かそうだったと思います(^^;)
というわけで、(既にNOBUさんには看破されていますが)この画像フォーマット同様、乱立したカメラのマウントをAFまで含めて情報をやりとりする接点のついたマウントアダプターで各社レンズの差異を吸収し、一つのデジカメで使ってしまおうという規格、DeBabel Lens Adapter System を考案、その1号機ということでDB-1と命名してみました。(長い・・・)
なぜこんなにフランジバックを短くできるかというと・・・そう、一眼レフのようなミラーが無いので、ライカM,Lマウントまで対応できます。前回のタイトル通り、謎の一眼ではありますが、謎の一眼レフでは無いのがポイントです。
ということは・・・そう、ファインダーは基本的には(これもNOBUさんに看破された通り)EVFになります。
で、上の画像はCanon EFマウント用アダプターを取り付けた状態です。(CGは少しずつ増やしていきますので小出しです(笑))本体とマウントアダプターを合わせてEFマウントのフランジバックを再現します。
え?なんでEFマウントに絞りリングが付いてるかですって?
カメラっちゅうもんは昔からシャッターダイヤルとレンズの絞りリングで操作するもんと相場は決まっているのですよ(^^)
というか、まあ、プラスチックのダイヤルをくりくりまわして液晶で表示されるデジタル数字を見るよりも、シャッターダイヤルと絞りリングで操作するのって非常にカメラを使っている感じ、操作する喜びがあるのです。ここは譲れません(^_^;)
当然、NikonのGやPENTAXのDA等最近の絞りリングの無いレンズもマウントアダプター側の絞りリングで操作します。ただマウントをくっつけるだけでなく、操作性の統一にも重きを置きたいからです。
問題となるのは絞りの開放値と最小絞り値ですが、とりあえずマウントアダプター側にはF1.0~F64までの絞り値を中間クリックを含めて用意。さらに半段ずつ余分にまわすことができるようにしておきます。(世の中には1.0より明るいレンズが存在するようですので。暗いほうは現在のデジカメでは回折現象の問題があるので、別に絞りは16まででも良さそうですが・・・)
この手の絞りリングの無いレンズはレンズ情報が信号で送られてきますから、使用レンズの範囲を超えてマウント側の絞りリングを回してもカメラ側軍艦部の液晶窓、背面の液晶モニター上では正しい値が表示されます。(レンズ情報を事前に読み取って機械的に上限、下限の絞りでロックしてやっても良いですが効果のわりに製造コストがかかりそうです)
え?なんで、上のアダプターにわざわざフランジバックを調整しているのに敢えて光学性能を落とすテレコンのようなレンズが付いているのかですって?
それは・・・それは・・・・明日のココロだ~ヽ(^.^)ノ(小沢昭一風)
ご注意)
マウントの形状や寸法など、実測せず、かなりいい加減に作っています。
また、今後出てくる内容は所詮素人の思いつきなので、現物と違うやんとか、理論的に無理だとか、専門的な突っ込みを入れる事はご遠慮ください。これはSFではなく、ファンタジーなのです。ヽ(^.^;)ノ
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