粘土で作る怪獣・妖怪・宇宙人2~バンデル星人
てなわけで、バンデル星人です。
ウルトラマンの後継番組として東映東京撮影所で製作された、キャプテンウルトラという和製スペースオペラで前半ワンクール(正確には12話)に登場した敵役の宇宙人ですが、キノコそのまんまのシンプルなデザインが出色ですね。
へっぴり腰がバンデル星人の基本ではないかと・・・
母星が滅亡の危機にあり、太陽系に侵略にきたのはガミラス人と同様。毎回グループで登場し、緑色の一般兵の中に必ず一体、こげ茶色のリーダーがいるところなんかはガンダムっぽく、キャプテンウルトラはヤマトやガンダムの先を行っていたのかもしれません。リーダーの声がまたなかなか悪役らしくて素晴らしい。
目はエポキシパテで作成。今回はサーフェイサーひと吹きのみで着色にかかりました
最初はシンプルなデザインゆえ簡単にできるだろうと思っていたのですが、ゆったりとしたスーツが織成す皺を自然に表現するのが意外と難しかった。その体の緑色も作るのが結構難しく、おまけにつや消しのタミヤカラーにはビビッドな色が少なく、できるだけクリアにはある近い色を少なめに調合して照りを抑えました。
多分バンデル銃とかいうんだろうな
バンデル星人は両手の奥からムチや銃、三本指の手などを出すバルタン星人真っ青の忍者のような宇宙人なのですが、今回は銃を持たせてみました。(武器については右手からムチとマシンガン、左手から銃というパターンを確認)
銃はかなり小さいので、爪楊枝にエポキシパテを薄く巻き、ピンセットで挟んで4つある羽を立て、鋏で斜めにカット、それぞれの窪みを剃刀で削り、綿棒の棒の部分が中空なので、短くカットして剃刀で裂き、銃身の出っ張り部分として巻き付けるという、自分としては結構手のかかった作業をしています。
因みに、バンデル星人の三つ指の手だけはかなり格好悪く、(地球防衛軍の)モゲラの透明なでかい顎(良く見るとついている)同様、無かったことにしたいデザインですヽ(^.^;)ノ
大きさはこんなもん
緑のバンデル星人の(スーツ)個体はそれぞれ頭の形や目の大きさが大きく違っていて、そのうち目の小さい格好よい個体を参考に作ったのですが、それにしても目が小さすぎたかも・・・(´・ω・`)
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