世はクリスマス。あっしにゃぁ係わり合いのねぇことでこざいます的な寒さだけが身にしみるシーズンでございます。(笑
普段はがらがらな道も車で混雑するし、スーパーで買い物しようにもレジが客の行列だしでデメリットばかりな日なのですが、近所の散歩コース、牛久シャトーに歩いて行ってみました。クリスマスなりの飾りつけがされているだろうなということで、あたりが暮れはじめた夕方行ってみたわけですが、予想通り電飾で飾られ、年配のアマチュアカメラマンらしき人たちが三脚に一眼レフをつけて精力的に撮影に勤しんでおりました。

Rollei35 + FUJI FILM NATURA 1600

Rollei35 + FUJI FILM NATURA 1600

Rollei35 + FUJI FILM NATURA 1600
自分はあくまで散歩がメインですから、重たい三脚などは当然持って歩きません。で、Rollei35に以前から使ってみたいと思っていたフジフィルムのNATURA1600を詰め、電飾で飾り付けられた木々やワイン工場(今は記念館になっています)の中に初めて入って色々撮影してみました。果たしてISO1600で手持ちの撮影でどの程度暗さに対応できるのか、また、その評判の細かい粒状性や発色はどの程度かなどがとても気になるところでした。

今回は以前ヤフオクで入手したフォクトレンダーの外付け距離計をつけて使ってみました。初代Rollei35はアクセサリーシューが下部についているのですが、ここに距離計を付けると見た目にやや不思議な感じですが、左手で持つ面積が大きくなり、以外にホールディングに貢献しています。精度についてはもっと使い込んでみないとわからないのですが、一応の目安にはなるし、何より絞り開放で使う時に安心感があります。もちろん、ジャンパーのポケットにもこの状態で十分入ります。

Rollei35 + FUJI FILM NATURA 1600
撮影結果は、すべて手持ちですが、十分満足できるものであるように思いました。発色は被写体が地味なこともあり、ビビッドなものを撮影した場合どうなのかはわかりませんが、少なくともシックな照明がされた被写体には地味すぎず、派手すぎず、ちょうど良い色合い、イメージになりました。もちろん、Rollei35のレンズの性能もあるのでしょうが、これは使えると素直に感じました。記念館内の照明は普通の白熱球でそう明るいものではないのですが、十分対応できていますし、粒状性も良くノイズ感がないので、画質は下手なデジタル一眼レフの感度1600で撮影したものより優れているかもしれません。

Rollei35 + FUJI FILM NATURA 1600
今日の写真は一部コントラストをやや強めているものもありますが、基本的にはスキャンしっぱなしで色の調整はしていません。Rollei35はその場の雰囲気を的確に写しとってくれていて、40ミリの画角は記念館内でも取り回しが良く、不自然なパースも付かないのが良いですね。今日の写真はほとんどが開放F3.5で15分の1秒か、8分の1秒で撮影。Rollei35はそのコンパクトさやデザイン上、ホールド性の良いカメラとは思いませんので、8分の1秒ではもっと手ぶれしているかと思ったのですが、結果は意外に歩留まりが良く、ほとんどショックのないシャッターが貢献しているのだと思われます。(さらに距離計がホールド性に貢献しています)
今回の結果を見る限り、Rollei35にNATURAのマッチングはとても良さそうです。

Rollei35 + FUJI FILM NATURA 1600
しかしF3.5で手持ちでノーストロボで暗い室内が綺麗に撮れるとは、NATURAの威力は噂通りすばらしいものです。フィルム全体がデジタルによって駆逐されつつある昨今、このフィルムだけは踏ん張って長生きしていただきたいと思わずサンタさんにお願いしてしまったクリスマスイブでした。(笑

Rollei35 + FUJI FILM NATURA 1600

Rollei35 + FUJI FILM NATURA 1600
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