September 11, 2005

Canon NewFD 100mm/F2

昨日銀座で撮ってきたポジの現像があがってきたので、何回かに分けて出したいと思います。
この日はCanon F-1と修理上がりのNewF-1に最近買ったコシナの19-35mm/F3.5-4.5、NewFD100mm/F2、NewFD 50mm/F1.4の3本で撮影。

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今日の写真はNewFD100mm/F2でのものですが、このレンズは焦点距離的に設計に無理が無く、明るめのF2というスペックなのに、大柄なレンズの多いFDの中でとてもコンパクトで、使いやすいレンズだと思います。ボケも綺麗でNewF-1だとファインダーも大変明るく、撮影していて気持ちの良いレンズです。

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100mmという焦点距離は135mmと並んでフィルム機で使うとスナップでも取り回しの良い焦点距離だと思います。さすがにEOS 10Dだと1.6倍+レンズ入りアダプターなので街中では使いにくく、描写も悪くなります。特にFDレンズは写りの良いものも多いのにフランジバックの関係でEFマウントでは補正レンズ付きアダプターになってしまうのが悔やまれます。
このレンズはうちのレンズの中でも結構お気に入りの一本です。(^^)

今回はNewF-1に中央重点平均測光のスクリーン+AEファインダーの組み合わせでほとんどオートで撮りましたが、やっぱりオートは難しいです。スポット測光+アイレベルファインダーのほうがNewF-1の場合は使いやすいかなぁ・・・・。ただ、暑い日だったので何も考えなくて良いのが良かったです。

Canon NewF-1 + NFD100mm/F2.0で撮影。ベルビア100使用。

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September 05, 2005

COOLSCAN V EDとJPEG保存

さっき車で花屋與兵衛に寿司を食べに行って帰りがけの午前零時を過ぎた頃、強めの雨が降り出しました。
遠くのほうでは雷が鳴っています。車を家につけると、急いで雨に濡れつつ家の中へ。
テレビをつけると東京23区では1時間に100ミリの大雨で、地区によっては避難勧告が出ているとの事。被害が出ないことをお祈りいたします。

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COOLSCAN V EDですが、さすがに4000dpiもあるとJPEGで保存しても最高画質だとファイルサイズが26メガ程度になってしまいます。原版のポジはあるわけで、高画質なフォーマットのデータが欲しければ改めてスキャンすれば良いので、最高画質のひとつ下の高画質で保存することにしました。これだとファイルサイズも3メガ~4メガくらいと、HDDに優しい大きさになり、見た目には等倍で見てもそれほど最高画質との差もわかりません。

まあ、私の場合最近はあまり画質云々より利便性重視になりましたので、デジタル一眼のほうでもJPEGの最高画質のひとつ下の画質で撮影し、以前のRAWファイルはJPEG化してとっとと削除してますが・・・(笑
リバーサルメインだと、いつでもスキャンしなおせる安心感があるのが良いですね。(^^

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JPEGはもともと人間の目をごまかすのに長けたフォーマットですからよほど圧縮率を高くしない限り、出力された大伸ばしプリントを見てどっちが低画質でしょう?と問いかけてはたしてどのくらいの人が正解するのでしょうか?
これって撮りビアの種になりませんか?(なりません(^_^;)

アニメのセル画や浮世絵錦絵のようなベタ塗りの絵などは差がわかりやすいんですけどね。
JPEGもエンコーダの性能次第ではかなり圧縮してもできの悪いエンコーダで最高画質で圧縮されたものに迫る画質になりますし。(私が使っているPhotoShop6のJPEGエンコーダは性能があまり良くないようです(^^;)

今日の写真は近所のモスバーガーで。
CANON NewF-1 + NFD50mm/F1.4(下)、NFD100mm/F2.0(上)で撮影。プロビア100F使用。
プロビアって(高いので(^^;)初めて使ってみたんですが、確かにベルビア100とかなり発色が違いますね。全体にナチュラル、悪く言えば地味ですが、ベルビアの誇張されたような色で無い分、使いやすい部分もありますね。


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September 04, 2005

Nikon COOLSCAN V EDを使ってみて

というわけで、早速購入したニコンのCOOLSCAN V EDでリバーサルフィルム2本分をスキャンしてみました。

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まず、フィルムの装てん方法ですが、これはスキャナ本体にフィルムがスリーブか、マウントかにより35mmストリップフィルムアダプタか、スライドマウントアダプタのどちらかを選んで差込んで使います。
ストリップフィルムアダプタは自動販売機のお札の挿入のようにある程度フィルムを挿入口に入れると自動的に装てんされます。これは非常に便利です。
36枚撮りだと最大7本のフィルムを出し入れしなければなりませんから、手間は少しでも無いほうがよいですし、フィルムフォルダーにはさむタイプだとその際によくゴミが付着するのですが、その心配もありません。あまりカールしたフィルムや1コマだけのストリップフィルムは別売りのフィルムフォルダーを使用しなければなりませんが、普通はこれで十分でしょう。

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ただし、ひとつだけ不都合というか、たまにコマがずれることがあり、フィルムフォルダータイプのような確実性が足りないようです。この場合はフィルムを一度取り出し、逆向きにして挿入することで正常に読み込むことができるようです。(説明書あまり読んでいないのでソフト的に回避できるかどうかは不明)

スキャンは一コマずつプレビューして読み込み範囲を指定、必要ならコントラスト等を調整してスキャンすることもできますし、バッチスキャンといってサムネイルを必要数あらかじめ選択し、最大6コマ分を一気にスキャンすることもできます。後者の場合はコマずれに対応できないので、サムネイルで確認してスキャン指定からはずし、フィルムを挿入しなおして再度ずれたコマだけ本スキャンをやり直す必要があります。

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肝心のスキャン画像の品質ですが、これはさすがに最近のフィルムスキャナだけあって、なかなか良いと思います。USB2.0を使う限り、読み込みもまあまあ早いです。本スキャンはDigital ICEなどを使うか使わないかによって変わりますが、何も使わないと1カット20秒くらい。プレビューの読み込みがもう少し速いとなお良いのですが。

スキャンには予めインストールしたNikon Scanというソフトか、フォトショップ等から行います。
ちなみに、レタッチソフトとしてAdbe Photoshop Elements2.0が同梱されています。

前使っていたDimage Scan Dual IIIよりも解像度ははるかに勝っていますし、色味も比較的オリジナルポジに近い色でスキャンできるのが嬉しいです。(Dimage Scan Dual IIIではかなり赤がかぶったりしてましたので修正が大変でした。)

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コントラストはデフォルトの設定では全体にフラットな感じでスキャンされますが、その分階調が豊かで基本的なトーンカーブ修正や自動・手動コントランスト調整、スキャンイメージエンハンサという自動コントラスト調整の発展型?機能などもあり、意図に応じてスキャンの段階でも色々調整できる感じです。その気になれば設定を色々保存して使い分けることもできます。ちなみにここまでの写真はほぼデフォルトの状態(3枚目のみ、やや明るめに調整)でスキャンしたものですが、オリジナルの色味や雰囲気はそれぞれ近い感じで出ています。

デフォルトの色はオリジナルより地味で、わずかに赤がかぶる傾向がありますが、もともとオリジナルの雰囲気に近い色が出るので、調整は比較的楽そうです。

また、ゴミ取りなどの機能を有したDigital ICE Advancedと呼ばれる4種類の補正機能があり、Ditgital ICEというゴミ取りのほかに退色したフィルムを復元したり、フィルムの粒状性のノイズ軽減、Digital DEEと呼ばれる逆光等でハイライトが飛んだりしているカットを部分的に補正して暗部や明部のディテールを残したまま全体を平均化するようなことができます。

ただし、これらを使うとその分、スキャン時間が長くなります。Digital ICEはゴミも適度に取れますし、等倍画像で見てもうっすらと汚れたようなざらつきが抑えられますので、常にかけておくほうが良いかと思いました。ゴミ取り効果は以下のような感じ(等倍画像)ですが、さらに強くかけるという選択肢があります。

gomi


Digital DEEも試してみましたが、これもなかなか面白い機能だと思いました。

DEEbefore

上の写真にちょっと過度にかけすぎた感じですが、こんな風になります。

DEEafter


まだ説明書などもほとんど読まず、デフォルトの設定中心で使ってみましたが、かなり買ってよかった満足度の高そうな機械です。^^

本日の写真はCANON NewF-1 + NFD50mm/F1.4、NFD100mm/F2.0、COSINA 19-35mm/F3.5-4.5(M42+マウントアダプタ)で撮影。ベルビア100使用。

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August 12, 2005

NewF-1の露出計チェック

昨日書いたように、一昨日NewF-1の内蔵露出計のチェックということでNewFD24mm/F2.8を装着し、フィルムは近所のカメラのキムラに置いてあるフジのリバーサルの中では一番安いトレビ100を使用。
安いから色、あんまり良くないんじゃないの?という多少の不安を抱きつつ散歩に出かけました。(安いといってもベルビア100とそんなに変わらんわけですが・・・・)

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その日もお天気が良く、青空入れ込みのフルサイズ画面でのびのび広角が良いなという事で、NewFD24mmをチョイス。このレンズは昔ヤフオクで落としたものですが、うちのFDマウント純正レンズでは一番広角なのです。オクで落としてちょっとしてからデジ一眼にはまってしまったので、入手後1度も使っていなかったのですが、単焦点だからそれなりに写りも良いかと期待していました。いやあ、やはりなかなかきっちりすっきりと良い写りをしますね。

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使用フィルムのトレビは一番安いので、なんとなく敬遠していたんですが、どうしてなかなか粒状性も良く、NewFD24mmのせいか、フィルムのせいか、お天気のせいか、上がった色味全体的にあっさりとした感じですが、それが画面にすがすがしさを与えているように思います。

まあ、まだ最近のリバーサルは始めたばかりと言っていいのでその差がどうこう言える段階では無いのですが、トレビはさわやか系で行きたい時に(・∀・)イイ!という印象を持ちました。
(リバーサルは昔昔会社勤めの時KodakメインでマミヤRB67とかを使ってましたが、リバーサルを自分の趣味で使うという意味でも初めてだなぁ・・・)

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今回一番驚いたのは、スキャン時に補正をほとんどかけなくて良かったという事。今までのPENTAX ME,MEsuper、MXで撮影したフィルム(ベルビア100、100F)の場合、かなり赤みが強いので、マゼンタ成分を押さえ、グリーン系を強めていたのですが、今回は無補正か、気持ちマゼンタを抑える程度で丁度良い感じ。
今回はNewF-1のチェックということで、内蔵露出計のスポット測光を生かすため、あまりアンダーにはしないように心がけてみたのですが、そのせいなのか、24mmF2.8のせいなのか、トレビの発色のせいなのかとにかく今回のスキャンは楽でした。

おそらく、アンダー気味のポジの場合、使っているフィルムスキャナDiMAGE Scan DUal IIIが赤みを強く出す傾向にあるのかななどと考えていますが、今後も色々試してみたいと思います。

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・・・・で、昨日書いたようにこのフィルムの20枚目を超えたあたりで巻き戻しノブまわりがおかしくなりました。完全に壊れているので、銀座のキャノンサービスに行く予定ですが、直るといいなぁ・・・・。今回のスポット測光の使いやすさは最高で、明るくピントあわせのしやすいファインダーと共に、多少重くても永く使って行きたいカメラだと再認識させられましたから・・・・。

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