April 02, 2007

コピーガード

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PENTAX K100D + SIGMA 12-24mm/F4.5-5.6DG

 先日書いたように、ダウンロード購入した音楽データはWMAフォーマットで、そのままではMP3に変換したり、無制限にコピーはできないようになっています。

 これはWindowsMediaPlayer9以降(確実に動作するのは10以降)に備わっているDRM(Digital Rights Management)という著作権保護機能を使ってコピー範囲・回数の制限をしているということらしいです。
 で、問題なのは、ダウンロードしたパソコンが壊れたり、新しいパソコンを買ってデータを移して聴こうと思っても、ライセンスファイル(ダウンロードの際に使用したパソコンに記録されるもの)が無いとオリジナルファイルが聞けなくなることです。これを回避するために、このライセンスファイルのバックアップをWMPで取って置き、CD-Rにコピーするなどして万一の場合に備えるということですが・・・・これは単にユーザーに面倒を強いるだけのもので、事実上はパソコン初心者を脅かすおまじない程度の効果しかありません。

 実際にはデータをWMPでCD-Rに音楽ファイルとして焼けば、(WMPでは試していませんが)普通のリッピングソフトでMP3などに簡単に変換でき、以降はコピーに関する制限なく、複製を行うことができます。仮にリッピングができなくても、究極の複製方法としてライン入力による音声信号の録音を行えば、今の機材なら安いコンポやパソコンでも普通に聴く分には問題ない品質のMP3データがリアルタイムで作れたりもします。

 もっと簡単に曲データが欲しければ、それこそファイル交換ソフトを使用する誰かが共有フォルダに上記のような手段でコピーフリー状態のデータを置けば最初からコピーし放題のデータが何の苦労もなくただで手に入ります。お金を出して買っているデータがコピーに制限が付いていて、巷に転がっている同じ曲のデータが制限が無いという、買ったほうが馬鹿をみるという構造になってしまっているわけですね。

 自分は著作権は保護されるべきだし、例えばミュージシャンやプロデューサー、それに関わる人たちが苦労して作った作品で自分が何か得られるものがあるのなら(幸せな気分になれたなら)感謝の気持ちを込めて対価を払うのが当然だと思っています。

 結局音楽でもなんでもコピーしてただで手に入れる、著作者の権利など自分には関係ない、全く同じデジタルデータを手に入れるのに金を払ったら負けと思う人はずっとそうして生きて行くでしょうし、こと音楽のようなPC以外でも再生する汎用的なデジタルデータについては、コピーは防ぎようが無いのです。

 むしろ、そうした行為を防ごうとして施される実効性の無いコピー防止策が正規にお金を払い、製作者を応援しようとしている人々に不便を生じさせる事のほうをもっと重視して欲しいと思います。個人が楽しむ範囲での複製が認められている以上、やはり素の状態でコピーできるものであって欲しいのです。

 先のDRM付きWMAのようにライセンスバックアップの手間を強いたり、今は廃れたようですが2004年頃登場のCCCD(コピーコントロールCD)のように、CDの規格をはずし、音質を劣化させるような粗悪なものを売りつける姿勢はやはり間違っていると思います。

 アナログレコード全盛時代、歌手が茶の間に登場するメディアもラジオ・テレビしか無い頃のように、レコードを出せばマスで売れる時代はとっくの昔に終わっています。今音楽や著作権を主張する業界がやるべき事はそうした小手先のコピー防止策ではなく、権利保護に対する理解を広く一般に求める活動や正規にお金を払う人に対し何らかの付加価値をつける(例えばデータをまとめてダウンロード購入した人には特製ブックレットを送るとか、ライブに招待するとか)といった企業努力なのではないでしょうか。

 そう言えばテレビも今のアナログ放送が数年先にデジタル(地デジ)になると草薙君がさかんに宣伝していますが、あれを見るたび、テレビ(映像)制作者の「地デジなら番組をHDDレコーダー等で録画されてもコピー制限がこっちの思い通りだぜ、うっしっし」という本音が聞こえてきます。

 別にアナログ放送で困ってないんですが、地デジになると困ることが一杯出てきそう。例えばうち、今CATVなんですが、CATVやBSの番組は全てコピーガードがかかっていて、HDDプレイヤーに録画したものをDVD-Rにダビングしようと思ってもできません。ダビング(というより移動)可能なのがDVD-RWで、そっちにダビングすると、もとのHDDにあったデータが消去されます。ご存知の通りDVD-RよりRWは遅いし高いしプレイヤーの互換性も怪しいしで、フォーマットして再利用できる事以外、何もメリットがありません。(事実上HDDにもとのデータが無いので結局フォーマットもできないことになります)

 これではたまらないので、市販されている高価なイメージスタビライザーなるものを買ってきて、CATVチューナーから出る映像の画質を調整する人も少なくないはず・・・。(画質を調整すると、あら不思議、DVD-Rに焼く事ができるようになります。(笑))
多分地デジになってもなんらかの抜け道的な商品が出てくるんじゃないでしょうか。

 結局何を言いたいのかといういと、番組にしろ、音楽にしろ、自分たちの権利を押し付け、それを理由に顧客に不便を強いるのではなく、視聴者やファンを啓蒙し、信じるほうが結果的に(著作権侵害行為による)損害が少なくなるのではないかということです。性悪説に立ちたい気持ちもわかりますが、やはり音楽等の創作物は製作者サイドの姿勢も含め、作品への共感で成り立つものではないかと思うのです。道のりは長く険しくても性善説で行きましょう(^_^)


たしか明日は午後3時頃から24時間メンテですね。また変なことにならなきゃいいんですが(^^;)>ココログ

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March 28, 2007

迷惑メール

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PENTAX K100D + SIGMA55-200mm F4-5.6 DC

 ネット上に公開しているメールアドレスには相変わらず迷惑メールが毎日届くわけで、普段はウイルスバスターがはじき損ねたメールのタイトルや発信人を見て当然本文など見ずに速攻で削除してしまうわけですが・・・・

 今日来たメールのタイトルが・・・「父がキツネの呪いにとり付かれてしまいました。」・・・Σ(゜д゜;)

うーん、これは内容は想像できるものの、あまりの面白タイトルに負けて、本文を読んでしまいました。_| ̄|○
まあ、内容は想像通りでしたが・・・いろんな事考えるなぁ(笑
以下本文。当然URLは伏せてます。
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Subject: 父がキツネの呪いにとり付かれてしまいました。


> 鈴香っていいます。19歳の学生です。いきなりのメールごめんなさい。
> すごく親切そうな人だと感じて、アドバイスして欲しくてメールしてます。
>
> あの、父が二週間前に寝込んでしまって、宗教の人が家にきて
> 父を診たんですが、キツネに呪われてるって言ってるんです。
> 宗教の人は、木の枝を買って毎日お祈りすれば治るって言ってるんですが、
> その木の枝がとても高いんです。神木だと言ってました。
> どうしたらいいですか?
>
> http://*******.jp/
> 私のブログです。ブログに細かい経緯を載せています。
> 木の枝買ったほうがいいかどうか、アドバイスしてください。
> 父は大切な存在です。だから、父が健康を取り戻すのなら、
> 私、頑張ってお金を稼いで買おうと思います。
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どんなアドバイスをすればよいのやら。(笑

しかし、こんな罰当たりなメール出してると本当にお稲荷様に祟られるぞヽ(^.^;)ノ>迷惑業者

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December 17, 2006

デジタル一眼の未来

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PENTAX K100D + SIGMA55-200mm F4-5.6 DC

 15日の田中希美男さんのPhoto of the Day(ブログ版)の記事でOLYMPUSのE-330のAモードとBモードについて詳しく書かれていたので興味深く読みました。なるほど、光学一眼レフファインダーとライブビューを共存させるために2つのモードを用意した理由やそのギミック自体は面白いのですが、一方で、コンデジと同じ電子シャッターに割り切って本体を安く薄く小さくスタイリッシュなデザインにしたほうが、撮影前にシャッターを一度閉じるという、2度手間の感が強いBモードでのタイムラグもある程度解消され、売れるんじゃないかという気がしました。(敢えてこんなに面倒なことをしているのは、購入層に受け入れ易そうな光学式ファインダーへのこだわりの他にも色々専門的な理由があるかもしれませんが・・・)
 詳しくは田中さんの記事を見ていただくとして、E-330やL1のようなライブビューが可能な機種が実用的な面で評価されて行けば、やがて全マウントに対応しようとするコンセプトのDB-1ほど極端でなくとも、EVF、電子シャッターをもっと活用したレンズ交換式一眼が出てくるのは時間の問題のような気もします。

 電子シャッターの場合は現状D70やコンデジのようにスミア、ブルーミングの問題もありますが、技術の進歩でそういった問題も段々解決されて行くのではと思います。ふと思いついたのですが、単純に考えて現在の機械的なシャッター幕のかわりに液晶式の遮光のためのシャッターと撮像素子のONOFFによる電気的シャッターを2層に組み合わせた電子シャッターとかできないんでしょうか。液晶による遮光幕が可能ならE-330のBモードのタイムラグ問題も相当解消されそうな気がするのですが・・・(完全空想モードヽ(^.^;)ノ)

 ちなみに、DB-1では一見従来のデジ一のように撮像素子の前にシャッター幕がありますが、実際は電子シャッターのみで、手前のシャッター幕のようなものは撮像素子保護とゴミ取りの機能を担当します。DB-1の電源OFF時とレンズ交換時は自動的に撮像素子の前を覆い、静電気を発生、あるいは(他の電子パーツに影響が出る場合は)ミクロンレベルでゴミをひっかけるような素材を使って撮像素子に付くゴミをこの幕に吸い付けるようにし、電源ONで横走り布幕引シャッターのバルブのように巻き取り、撮像素子を露出するようにすればゴミ問題は解決です。(ほんまかいな(笑))

Db1_with_bg

 さて、今日はDB-1用バッテリーグリップを作ってみました。自分は最初からグリップと一体化したカメラはかさ張るので好きではありませんが、システムとして大きなレンズや縦位置シャッターを使いたい時などに必要に応じて取り付けられるグリップなら大変有用だと思っています。昔のシステムカメラは皆そうでしたし、そのおかげでカメラ本体のみだとスマートです。DB-1のグリップ上のシャッターのまわりではS(シングル撮影)、C(連続撮影)、AB(オートブラケット撮影)の3つを切り替えられるようにしてあります。また、手前の面に標準サイズのUSB2.0の端子を一つ用意し、USBメモリを直挿しすればSDカードと同様に撮影データの保存場所となり、コンパクトなUSB対応外付けHDDを付ければバッテリーグリップの余裕のある電源供給と相まって80G~100Gクラスのメディアで撮影ができるようになります。なお、今日は普段レンダリングしているXGAサイズの画像にリンクしています。

ご注意)
ここに書かれているDB-1に関する内容や掲載のカメラ画像はすべてフィクションです。
マウントの形状はかなりいい加減に作っています。(マウントの口径はアバウトですが実測した値にあわせたので、異なるマウントのレンズの全体の大きさは比率的にそれほど外していないと思います。)
また、今後出てくる同機についての内容は所詮素人の思いつきなので、理論的に無理だとか、専門的な突っ込みを入れる事はご遠慮ください。これはSFではなく、ファンタジーなのです。ヽ(^.^;)ノ

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December 16, 2006

DB-1内蔵ストロボ

 今日はDB-1の内蔵ストロボについて。
 内蔵ストロボは昔のコンパクトカメラによく付いていたポップアップ式です。

Db1_sta

 ただし、水平から85度程度まで角度を変えられるので、バウンス撮影もできます。最近の高感度に強いデジカメならガイドナンバーが小さい内蔵ストロボでもバウンスできたほうが使い勝手が良いと思うのですが、なかなかそういうものは無いようですね。

Db1_stb

 おまけの一枚。枯れた田んぼもモノトーン的美しさがあり、なかなか趣きあるものと思いますがいかがでしょう。

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PENTAX K100D + SIGMA55-200mm F4-5.6 DC


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December 15, 2006

DB-1外付け光学ファインダー

 やっとDB-1の外付け光学ファインダーが完成しました。
(というか、沈胴ズミクロンを作るのに時間がかかっただけですが・・・(笑))

Db1_opt02

 仕様ですが、基本的に手動光学ズーム式で20mm~135mmレンズまで対応するものです。(それ以外は精度上難しそうなのでEVFを使ってもらいます)
 前のリングを回して装着したレンズの焦点距離をセットします。画像では分かりづらいかもしれませんが、焦点距離を表す数字をフルサイズアダプター使用時は赤い指標、素通しのAPSアダプター使用時(35mm換算1.5倍)は緑の指標にあわせます。
 EVFにどうしても慣れない人やレンジファインダー機に慣れた人、質感重視の人にはこちらのファインダーがお勧めです(笑

 ファインダー内にはニコンのD70などのように、透明の液晶パネルが仕込んであり、シャッター、絞りの情報やグリッドなどを表示できるようにします。また、まわりの黒枠はマウントアダプター経由の距離情報が取れるレンズに関してはそれに連動して上下し、自動でパララックス調整します。AFレンズではレンズから直接フォーカスリングの距離情報が取れるはずですし、ライカマウントではマウントアダプターに距離計用のコロが付いており、それをデジタルにAD変換してパララックス調整するようにします。それ以外のM42やAF以前のレンズの場合は、ファインダーの後ろのリングを回して手動でパララックス調整します。リングを回すとファインダー内に距離が数字で表示されるので、レンズの数字を読んで調整します。

Optfinder

 取り付けるアダプターや使用する露出モードによってファインダー内の表示が切り替わります。マニュアル露出の場合は左のように、単純ですが分かり易い昔ながらの追針式露出計が、AvやTv、プログラムモードの時は右のように露出補正のメーターがファインダーの横に表示されます。本体メニューより、任意にシャッタースピードや絞り、グリッドの表示、全部表示しないモードなどがカスタマイズできるようになっています。

 さらにフォーカスが中央で合った場合はスーパーインポーズと音で知らせます。DB-1本体の設定によっては複数の測距点に対応することもできます。また、他の従来の外付けファインダーを付けたときも中央でフォーカスがきたときに音で知らせるようにします。

 とまあ、こんな感じでどうでしょうか。さらにファインダーに超音波モーターを仕込んでAFズームとズームの自動連動なども考えられますが、そこまでやるとバッテリーが食いそうなのと、そこまでやるなら基本のEVFファインダーを使うほうがメリットが大きいのでとりあえず却下しました(^^;

 DB-1を企画する上で、一番やりたかった組み合わせが実はこれなんで、ちょっと満足。(笑
 あとは内蔵ストロボと外付けバッテリーグリップ、背面あたりを(そのうち)やるかもしれません。


 とりあえずDB-1ネタだけでも寂しいので、おまけで一枚。SIGMAの55-200mmDCはこういう細かいものをシャープに撮れるのが気持ち良いですね。

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PENTAX K100D + SIGMA55-200mm F4-5.6 DC

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December 14, 2006

年末ジャンボ

Jumbo

 当たらないだろうとは思いつつ、買わなければ当たらないのだと、つい買ってしまう年末ジャンボ・・・
普段はギャンブルも宝くじもやらない私ですが、年間、いくつかあるジャンボだけは買ってしまいます。

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PENTAX K100D + SIGMA55-200mm F4-5.6 DC

 連番は一瞬で当たっているかどうかチェックできるのが便利だけどちょっぴり味気ないデジタル写真、バラ券は1枚1枚当たっているかどうか希望を持って枚数分楽しめるけど、忙しい時は面倒くさい銀塩写真のようなものでしょうか(^^;
今年は連番とバラ両方買いました。過去に小額だけど当たっているのはなぜかバラが多いような・・・

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PENTAX K100D + SIGMA55-200mm F4-5.6 DC

 もし2等か前後賞以上が当たったらEOS 5DライカM8R-D1sGRDigitalは絶対買うだろうなぁ。(笑
組み違い賞か3等かラッキー賞(10万円)が当たったら・・・GRDigitalを買うか貯金するか激しく悩みます。(^^;


 一等当たるといいなぁ・・・


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December 13, 2006

山吹色

 3D作業をしていて、ちょっと伸びをしたら久々に降臨されました四十肩ヽ(^~^;)ノ
また痛みが治まるまでペースダウンだなぁ。

 今日も先日撮った中から3枚。

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PENTAX K100D + SIGMA55-200mm F4-5.6 DC

 日本の色の名前って綺麗なものが多いですがこの季節の風景には、やはり山吹色という言葉が良く似合います。

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PENTAX K100D + SIGMA55-200mm F4-5.6 DC

 なんといっても山が吹く色ですよ。昔からある日本の言葉は素晴らしいですね。
 美しい国は作るものではなく、守るものだろうと思う今日このごろです。自然も言葉も。

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PENTAX K100D + SIGMA55-200mm F4-5.6 DC


 てなわけで四十肩には勝てず、DB-1につけるレンズを途中まで作って今日は終わりです_| ̄|○

Db1_sumi01

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December 12, 2006

夕景

 今日はDB-1のデータがまだ作成中なので、先日撮った画像から夕景を3枚。

Yuuyake01
PENTAX K100D + SIGMA55-200mm F4-5.6 DC

 うちのまわりはまだ田舎だけあって、ちょっと散歩のコースを変えるだけで魅力的な自然に囲まれた風景が一杯あります。(今日のはあんまり自然メインではありませんがヽ(^.^;)ノ)

Yuuyake02
PENTAX K100D + SIGMA55-200mm F4-5.6 DC

 写真の名所に行ってお約束的綺麗な写真を撮るのも良いですが、身近な散歩コースで普通に歩いていると見過ごしそうな被写体、フレームを見つけるほうが自分は楽しいですね。なんといっても散歩撮りは名所と違って場所争いするライバルカメラマンがいないのが一番いいかな。(笑

Yuuyake03
PENTAX K100D + SIGMA55-200mm F4-5.6 DC

 夕方以降はK100Dが本当に頼りになります。特にこの季節は釣瓶落としですから、銀塩機のフィルムを撮り切るまで感度を変えられない不自由さから開放されるのはやはりありがたいことです。K100DはISO800までは普通に使えますし手ブレ補正もあるしと、以前より撮影時間の幅が広がり、安心してシャッターを押せます。これでグリップの出っ張りが無くて、外装が金属でシャッターダイヤルと絞りリングがついていれば最高なんだがなぁ・・・(笑

 BD-1の光学ファインダーは主に古いRFレンズの使用を想定しているので、レンズも新たに作っているため、明日以降の更新にします。(_ _)

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December 11, 2006

2本立て

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PENTAX K100D + SIGMA55-200mm F4-5.6 DC

 昨日は晴れて、青空によい感じの雲も出たので、K100Dにシグマの55-200mmを付けて散歩に出ました。このレンズ、多分1万円以内で買えるほど激安なのにとても写りの良いズームレンズです。コンパクトさも素晴らしいですね。それほどボケも悪くなくコンパクトなK100Dの手ブレ補正とのマッチングも良いです。というわけで、一気にまた撮影画像が貯まったのでDB-1ネタと豪華2本立てです(笑) 
久々の好天に、オートブラケットを使ったとは言え、2GのSDがJPEGで残り16枚くらいになるほど撮りました。(^^;

 デジタルの場合、ネガフィルムに比べて極端にラチチュードが狭いので最近はJPEG撮りに1絞りの間隔でオートブラケットを使用しています。RAWはファイルサイズが大きい上に戻ってからちまちまと現像しなければならないのに対し、JPEGのオートブラケットならその場で使えそうなものを選び、露出を外したものは消去してやれば良いので効率的に撮れます。そもそもRAWで残しておくほどご大層な写真撮ってないですからRAWはもうほとんど使っていません(笑
 K100Dはそこそこバッファもあるのでオートブラケットもそれほどストレスなく使えますね^^

Imgp6035
PENTAX K100D + SIGMA55-200mm F4-5.6 DC


 さて、DB-1ですが、今回はEVFの特性を生かしたファインダーを考えてみました。DB-1本体でも無線LANを内蔵しており、撮影データをパソコンに無線LANで送る機能程度はありますが、このGPS付き無線LANファインダーを使えば、GPSで撮影位置・方向のデータを画像と同時に記録可能、さらに最近流行っているらしいデジカメによる写真入りの地図作成にも対応します。また、ファインダーの画像をパソコンや専用ヘッドセットモニターにリアルタイムで送信可能、パソコン側からDB-1を制御でき、無線リモート撮影やインターバル撮影を可能にします。
 と、まあ、折角EVFを使うならこのくらいはできないと・・・・というところですね。^^
次は光学系外付けファインダーについて考えてみる予定です。

Db1_evfwg


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January 09, 2006

カワセミ熱

一眼レフカメラを買った人で、その姿を近所で見てしまうとほとんどの人が患ってしまうと言われているカワセミ熱。

IMGP0064a
PENTAX *istD + SIGMA 400mm/F5.6 APO TELE MACRO MF
+ SIGMA APO TELECONVERTER x1.4EX + KENKO TELEPLUS x2
(トリミング・PhotoShopでバックをガウスぼかし処理)

とにかくこの鳥は背のコバルトブルーと腹のオレンジの対比が美しく、この熱病にかかると、つい普段は使わないような超望遠クラスのレンズやテレコンバーター、高価な三脚などを買ってしまうはめになります。カワセミは超望遠レンズの売り上げにずいぶん貢献している鳥ではないでしょうか。ルリビタキやジョウビタキ、メジロなども身近で見られるとても綺麗な野鳥ですが、やはり一番人気はカワセミでしょうね。漢字で書くと翡翠と、難しい字ですが、何でも寿命は2年ほどとかで、儚くも美しい鳥ですね。

IMGP9086c
PENTAX *istD + SIGMA 400mm/F5.6 APO TELE MACRO MF
+ KENKO TELEPLUS x2
(PhotoShopでバックをガウスぼかし処理)

APS-Cやフォーサーズのデジタル一眼では望遠に有利なので、デジ一を買った人の多くはこの熱病にかかる危険性が特に高いのではないでしょうか。今は超望遠撮影にさらに有利なデジスコで追いかける方のほうが主流かもしれませんが。最近はデジスコもメジャーになり、フィールドスコープメーカーもデジカメ用のアダプタを積極的に出していたり、フィールドスコープにデジタルカメラが内蔵されたような商品も出ているようですね。

IMGP9131
PENTAX *istD + SIGMA 400mm/F5.6 APO TELE MACRO MF
+ SIGMA APO TELECONVERTER x1.4EX + KENKO TELEPLUS x2
(トリミング・PhotoShopでバックをガウスぼかし処理)

私も2年前*istDを買ってしばらく後、近所の用水池で飛ぶ青く美しい姿を目撃してしまったのが運の尽き、ほどなくシグマの400mm/F5.6と専用アポテレコンバーターや、PENTAXのフィールドスコープPF-80ED(1000mm F/12.5相当)+Kマウントアダプタ、がっちりした三脚等を購入してしまいました。

IMGP9172
PENTAX *istD + SIGMA 400mm/F5.6 APO TELE MACRO MF
+ KENKO TELEPLUS x2

カワセミは大体毎日同じ時間に同じ場所を巡回する習性があるようですし、ただ木の枝にとまっている時などは割りとじっとしているので比較的撮影自体は難しくないのですが、とにかく小型の鳥ですから超望遠での撮影となり、ミラーぶれや長いレンズにあたる風との戦いになりますね。綺麗に撮るにはそれなりの経験や研究を重ねる必要がありそうです。私はそこまで根性も腕も無いので、そこそこ見られる程度まで撮れたら、あとはレタッチでごまかすということになりますが・・・・(^^;

IMGP9167b
PENTAX *istD + SIGMA 400mm/F5.6 APO TELE MACRO MF
+ KENKO TELEPLUS x2
(トリミング)

シグマの400mm/F5.6APO TELE MACRO MFは発色は地味ですが、実に解像感のある絵が撮れますし、その専用テレコン(X1.4)の性能も良いので、私のようなへなちょこでは無く、腕のある人が使えばきっとすばらしい写真が撮れるでしょう。(笑

この400mmにx1.4のアポテレコンバーターとケンコーテレプラスX2をつけ、*istDで使えば35mm換算で1680mm相当となり、結構大きく撮れますし、テレコン2段重ねの割に、綺麗な絵が撮れます。
高画質で安価、最短撮影距離も優秀なSIGMA400mmAPO TELE MACROがディスコンされ、中古でしか手に入らないのは大変残念なことですね。

IMGP9207b
PENTAX *istD + SIGMA 400mm/F5.6 APO TELE MACRO MF
+ KENKO TELEPLUS x2

最近はレンジファインダーカメラに嵌っているので、ここに掲載した写真は2年前のものですが、今回、ちょっとバックのボケが煩いものをフォトショップのフィルターでぼかしてみたりすると、また違った味わいが出て面白かったです。

方法は簡単で、フォトショップで画像をレイヤーコピーし、コピーした画像をガウスフィルターでぼかし、ピントの合っている部分を消しゴムでなぞるように消して、下の画像を生かし、最後にまたコピーした上のレイヤーに軽くぼかしをかけて出来上がりです。この手のバックをぼかした写真の場合、わざわざマスクを作らなくても簡単にできるのがメリットでしょう。高感度撮影でバックにざらつきが目立つ場合にも効果的にごまかせます。(^^;

IMGP9164
PENTAX *istD + SIGMA 400mm/F5.6 APO TELE MACRO MF
+ SIGMA APO TELECONVERTER x1.4EX + KENKO TELEPLUS x2

IMGP9164d
PENTAX *istD + SIGMA 400mm/F5.6 APO TELE MACRO MF
+ SIGMA APO TELECONVERTER x1.4EX + KENKO TELEPLUS x2
上の画像をトリミングしてバックをガウスぼかし

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