December 05, 2006

駅前博物館

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Leica IIIf + Russar F5.6/20mm + FUJIFILM SUPERIA VENUS 400

新橋駅前で。

 ルサール20mmで撮りましたが、当然、普通はこんなにパースが付かないようには撮れません。多分この感じで撮れるとすれば標準レンズ~中望遠以上で、よほど恵まれた地上より高めの立ち位置が必要でしょう。
 種明かしでも無いですが、Photoshopでパース変形で矯正しまくっています。よく見ると無理やり変形している関係上、一部不自然なところもありますが、それはそれでまた味ということで・・・。
 流石にネガを4000dpiでスキャンしているだけあって、これだけ弄ってもA4にプリントする程度なら問題なく綺麗に印刷できます。もちろん、ルサールのしっかりした描写力があればこそ、変形してもそれほど画質が落ちないという面もあると思います。変形前の元絵はこちら

 写真に手を加えるのがどの程度まで写真として許されるのか、昔は多少なりとも気にした事はあったのですが、考えてみれば広角レンズを使用しただけで肉眼で見たものとは明らかに違う変形が起き、その時点で写真は形に限っても客観性を失うわけです。従来のモノクロ暗室作業では印画時に対する焼きこみ、覆い焼きは当たり前、デジタル時代にはホワイトバランスで簡単に撮影時の色も変わり、魚眼で撮った写真を超広角レンズで撮ったように変形するフィルタまであります。人それぞれ考え方はあるでしょうが、私の場合、デジタル時代になって写真の表現手段がより撮り手に開放され、より楽しみが広がったのだと考えています。

要は自分が表現したいものがあるのなら手段は何でもありということですね。^^

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December 01, 2006

RussarとIIIfの強力タッグ

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Leica IIIf + Russar F5.6/20mm + FUJIFILM SUPERIA100

 Russar20mm/F5.6と新たに買った小さな21mmファインダー、コンパクトなLeica IIIfの組み合わせは実に強力です。Russarのボディキャップ並の薄さのおかげで今時分ならオーバーやコートのポケットに入れて、サブカメラとして気軽に持って歩けます。かぶせ式のフロントキャップも具合よくはまるように改造してあるのでさっと取り出してぱっとキャップをはずし、チャッと撮る。これがなかなか良い感じ。

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Leica IIIf + Russar F5.6/20mm + FUJIFILM SUPERIA100

 Leica M型のファインダーに慣れると、やはりIIIfのそれは小さくて目が疲れますし、距離計と実ファインダーが別々なのもM型に慣れるとちょっと面倒。(これはこれで楽しいのですが。)
 その点、ルサールなら目測ですからIIIfの小さな距離計窓を覗くことなくつけっ放しで気軽に撮れます。その気になればM4-2にも付けられるけど、それならM4-2とIIIfを持って歩くほうが良いですね。

 むしろ悩みの種はIIIfのフィルムのコマ間が最近特に狭くなり、現像を頼んだお店でフィルムをカットしてもらえない時があることかなぁ・・・スキャナーがなんとかコマを判別してくれているので、実質的な問題までにはなっていませんが。

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Leica IIIf + Russar F5.6/20mm + FUJIFILM SUPERIA100

P.S.
2006年11月29日午後11時45分、実相寺昭雄氏が他界されたそうです。まだ69歳との事。心よりご冥福をお祈りいたします。

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November 27, 2006

MC ZENITAR 16mm FISH-EYE F2.8

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PENTAX SP + MC ZENITAR 16mm FISH-EYE F2.8 + FUJICOLOR SUPERIA VENUS 400

 最近、PENTAX SPの稼働率が高くなっている関係で、M42版の対角魚眼レンズが欲しくなりました。
 M42の魚眼レンズと言えばロシア物ではMC ZENITAR 16mm FISH-EYE F2.8が有名です。安くて今でも新品で入手でき、評判では写りもそこそこということで、オークションで入手。1万5千円弱でした。(中古で数千円~新品でも2万円程度で買える廉価レンズです。)

 対角魚眼レンズはPENTAXのKマウント用のF17-28/3.5-4.5 FishEyeZoomを持っているのですが、この頃のペンタックスのAFレンズってデザインが単なる茶筒でプラスチック製で味気なく、フォーカスリングもただのバンドですかすかなものが多く、モノとしての存在感、撮影する時の楽しさが全く無いのです。その反動もあって、触っていて楽しい、存在感のある魚眼レンズが欲しいというのもありました。昔、新橋カメラでタクマーのフィッシュアイがあったのを見たのですが、4万以上するのと、当時はほとんど*istDばかり使っていたので、APS-Cでは魚眼の効果がかなり弱まってしまうため買いませんでしたが、とてもコンパクトで、作りもしっかりしたレンズでした。

 届いたレンズを装着してファインダーを覗いたところ、無限遠までヘリコイドがまわりません。ロシアンレンズではお馴染みのはずれ玉だと思います。ヽ(^.^;)ノ
 出品者さんは業者のようで、1週間以内の返品もOKということですが、とりあえず、この手のレンズは基本は絞って使うものですから、F8に絞ってどの程度写るかを見てから決めようと思いました。

 レンズを入手して2日ほど後、晴れたのでテストがてらこのレンズをつけて散歩にでかけ、F8,F11をメインに撮影してみました。結果としてはそれほど悪くなく、無限遠までそこそこピントも来ていたのでまあいいかと、そのまま使うことにしました。 印象としては色はあっさり目ですが、魚眼で設計が楽なせいか色収差が無く、F8以上に絞るとしっかりシャープに写ります。加えて絞りを開けたときのバックが意外に煩くない、素直なボケになるのに感心しました。

 MADE IN RUSSIA、MC ZENITA-M2.8/16という文字がレンズの上部に白くでかでかと刻まれているのがちょっとアレですが、絞りリング、フォーカスリングもちゃんとしていて、質感があり、触って楽しく、なにより値段が安いのが良いですね。
 ロシア物にしては現行レンズということもあるのか、凝ったフロントキャップが付いていています。(キャップを装着すると、キャップの文字が縦になってしまうのがまたロシアンらしいですけど(笑))このキャップはPENTAXのFレンズより外れにくくて良いですね。(かぶせ式ではなく、レンズ前面の形にあわせてカットしてあるので、逆に付け難い面もありますが)

 うちのように無限遠が出ていない個体は結構あるようで、これからこれを買う人は、事前にファインダーで覗いて無限遠が出ているかどうかを確認すると良いと思います。(特にオークションでは出品者の方に無限遠が出るかどうか事前に質問しておくことを強くお勧めします。)

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PENTAX SP + MC ZENITAR 16mm FISH-EYE F2.8 + FUJICOLOR SUPERIA VENUS 400


 M42マウント以外にKマウントなどもあるようです。M42の場合は自動絞り専用レンズなので、自動絞りのピンを押し込まないタイプのマウントアダプターや自動絞りに対応していないカメラの場合、基本的に開放でしか使えなくなるため、改造するか、対応のアダプターを使うなどの方法をとる必要がありますが、やはり自動絞りが使えるカメラで使うのがベストでしょう。

 あくまで、ここぞという被写体を見つけた時に使う特殊なレンズなので、普段は外して持ちあるき、良いシーンを見つけた時に交換する使い方が多くなるかと思います。こうした面でも前後に短く、割とコンパクトでポケットにもなんとか入るサイズなのが良いですね。

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PENTAX SP + MC ZENITAR 16mm FISH-EYE F2.8 + FUJICOLOR SUPERIA VENUS 400(左)

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November 16, 2006

ルサール用に小さいファインダーが欲しくて

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Leica IIIf + Russar F5.6/20mm + FUJIFILM SUPERIA100(S-100)

 え~と、もともとカメラのきむら日本橋店にはIIIfに付けるルサール20mm用に小さいファインダーでもあればなぁと思って行ったんです、当初は……(^^;ヾ
 ふと気がつけば、M4-2とズミクロンもお持ち帰りしてしまった私ですが(^^;、当初の目的の丁度良い小さいファインダーもちゃんとありました。ライカのファインダーより細長い感じの21mm用ですが焦点距離が1mm違うだけなので、Russar20mm/F5.6に使うのも問題ないでしょう。値段も15,000円弱と、まぁまぁです。これでIIIfにファインダーを付けたままポケットに入るようになりました。ヽ(^▽^)ノ

ちなみに、ルサールに付いてきた純正ファインダーはこんなのです。でかい。でかすぎる。しかも結構見づらい(^^;

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ルサール、本当によく写ります。パンケーキで歪曲収差や色収差が驚くほど少ないこのレンズはロシア物では一番のお気に入りです。

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Leica IIIf + Russar F5.6/20mm + FUJIFILM SUPERIA100(S-100)

↑メインの被写体は車の上の黒猫です(笑)

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Leica IIIf + Russar F5.6/20mm + FUJIFILM SUPERIA100(S-100)

超広角なのに直線がまっすぐなのが気持ちいいです。(^^)
まあ、撮り方によっては周辺はさすがに歪曲するんですが、普通使う分にはほとんど気にならないレベルのものです。偉いレンズです。

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November 08, 2006

カメラのカタチ


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ASAHI PENTAX SP F + Jupiter9 85mm/F2.0 + FUJIFILM S-100

 世の中の多くのAF一眼レフカメラファンには反感を買いそうですが(^^;、私はグリップ付きのカメラが出た当初からブサイクだと思っていて、メーカーを問わず未だにどうしてもあのデザインだけは好きになれません。エンジニアリングプラスチックを多用したための強度の確保もあるんでしょうが、曲面を多用した丸っこいカタチのペンタ部なんかも嫌です。

 いや、バッテリーのスペースを確保しやすかったり、手ブレの安定性というのもある程度わかるんですが、なにもみんながみんな同じ形をしているのはどうよって感じです。グリップつけなきゃ売れないんでしょうかね~。デザインも格好悪いし、首から提げたとき、グリップが付く前の一眼レフの正面から見て左右対称の箱型ボディだと、重量的にバランスが取れていて、Canon F-1やPENTAX SPFなどの重いカメラでも最近のグリップ付きデジカメより不思議と重いという印象が薄いんです。

 ミノルタの銀塩αや銀塩EOS以前の中級~高級35mm一眼レフカメラはシステムカメラとか言われていて、動く被写体を撮ったりする時など、必要に応じてグリップ付きのモータードライブなり、ワインダーなりを装着するのが一般的でした。普段スナップを撮る時などは素のボディのまま持って歩けて、バッグなどに入れる時も必要ならレンズを外すと収まりも良く、グリップのような余計な出っ張りの無い薄いボディは重宝したものです。
 K100Dを買って再びカメラ熱が盛り上がってきた私ですが、気がつくと古い銀塩のPENTAXのSPFやRollei35をぶら下げて歩いています。グリップ付きのカメラって撮っていても昔のカタチのカメラに比べると今ひとつ楽しくないんですよね。(困ったもんだ(^^;)

 そんな中、フォトキナで発表された欧州向けというオリンパスのE-400は久々の感動を与えてくれます。さすがはOMシリーズを出したメーカーです。カメラのデザインというものがわかってるな~
 不恰好なグリップを廃し、OMシリーズを彷彿とさせる薄型コンパクトなボディ。いかにもカメラらしいカタチ。グリップ無くてもバッテリー入れられることも証明してますし。欧州向けなんて言わないで是非国内でも力を入れて販売して欲しいものです。E-400が売れれば他のメーカーだって、カメラのデザインについて考え直してくれるかもしれません。国内販売されたら値段次第では買ってしまうかも・・・・(^^;

 いや、ここまでできるなら、オリンパスさんには是非OMシリーズと同じデザインコンセプトでデジタルOMシリーズ(DOM-1とかDOM-3Tiとか(笑))を出して欲しいなぁ。そしたらかなりの確率で買いますよヽ(^も^)ノ

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ASAHI PENTAX SP F + Jupiter9 85mm/F2.0 + FUJIFILM S-100

 上の2枚は今日も晴れたので、朝の散歩がてら朝食をデニーズでとった帰りに近くにあるお寺で撮影。カメラはPENTAXの名機SP-Fです。ところがこれがふと油断してコンクリートの地面に落下。頑丈ですから幸いにしてレンズもボディも見た目大丈夫だったんですが、シャッターを切るとミラーが時々上がったまま降りなくなりました。シャッター鳴きもするし、傷だらけのカメラですが、うちでアダプタ無しにプラクチカマウントが使える貴重なフルメカニカルカメラなんで、修理にだそうかなぁ。モルトもほとんどぼろぼろだし。SPFって構造がシンプルで、未だに修理屋さんに頼むと直してもらえる代表的な機種なんですよね。さて、明日はNewF-1とFDレンズでも持って出ようかなぁ……晴れの日が続くとフィルムの現像代がかかってかなわんなぁ(笑

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January 16, 2006

オブジェ

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Leica IIIf + Russar F5.6/20mm
+ KONICAMINOLTA CENTURIA SUPER 200
 
 
蛙たちは何を想い、何を願っているのでしょうか・・・。
 
 
 
 
最近、ガーデニングの普及とともに塀や門にリスや白雪姫の小人や蛙など色々なオブジェを飾る家も多くなりましたね。こういう濃い目のオブジェにはルサールの濃い描写が似合うように思いました(゜∀゜)/

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January 01, 2006

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。今年は良い年になりますように。
ちょっとおめでたい感じの金ピカライカもどきで今年をスタート(笑

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ということで、早速新年の買い物第一弾だーヽ(^▽^)ノ・・・・・というわけではありません。(^^;
前回ルサールを入手したオーストリアのオンラインショップCAMERAMATEに2週間前に発注したコピーライカが大晦日に届きました。(もちろん、日本語のメールで在庫確認の上、ショップのオーダーフォームから発注)
年末なんで、一ヶ月くらいかかるかな?と思っていたのですが、ちょうど2週間で届き、晴れて正月にお披露目できることとなった次第です。(笑
133ユーロだったので、19,000円くらいですね。まったりとしたライカの刻印がキャップに、天板にはアドラーの紋章がついている、いかにもおみやげ品的なカメラですが、意外とコンディションが良いのか、巻き上げがロシアものにしては軽く、シャッター幕も綺麗です。レンズやファインダーはロシアンらしくゴミ入りですが。ヽ(^▽^;)ノ
ウッドボディもなかなか手触りが良いですね。
最大の問題は付属の金ぴかのエルマーコピーのレンズ以外、普通の黒やクロームのレンズは似合わないんじゃないかということでしょうか(笑

今年もRollei35やバルナックライカタイプのクラシックなカメラなどで楽しんでいきたいと思います。(^^)/

それにしても紅白が終わったあとの年明けのNHKのさだまさしの新春いきなり生放送はよかった。NHKもこういう方向で視聴率偏重をやめた番組制作をやれば良いのにと思いましたね。(でも結構視聴率いったかも・・・)

さださんは特に好きでも嫌いでもなかったんですが、昔たまにラジオで聞いていた、セイ・ヤングのノリそのままでやったのが良かった。正月特番というと、ただただ馬鹿騒ぎするだけのやかましい番組か、恐ろしくつまらない地味な番組ばかりになる中、こうした激しく低予算(テロップ全部紙に手書きだし(w)ながらまったりした番組が見ていてとても心地よいです。つくづくさだまさしのトークは天才的だと思いました。「案山子」や「おやじの一番長い日」フルコーラスを生で歌うなど、ファンにとっては涙ものだったのではないでしょうか。自分も最初から録画しておけばよかったと思いました。私たちの世代ではフォークギターの神様的存在、石川鷹彦さんなんかがさりげなくバックでギターを弾いていて、実は低予算を装った意外に豪華な番組かも・・・。

「妻と過ごした時間プライスレス」発言や、紅白は長すぎ、2時間で十分といった爆弾発言まで飛び出し、同局のディレクターは実際かなりあせったと思いますが、見ているほうとしては痛快で爆笑の連続でした。まあ、受信料を払いましょうと何度も連呼していたので問題なしかな(笑
視聴者からの手紙の写真歴60年の亡くなったお父さんの話とかも良かったですね。
また来年もやったら是非見たい番組です。(^^)

さて、2日~5日は里見八犬伝古畑任三郎ファイナルが楽しみです。あとは割れ目でポン!(6日深夜)も毎年正月の楽しみですね。(^^)
割れポンを真似した上に麻雀という知的なゲームをばばぬき以下の運試しに貶めている麻雀スタジアム(1日深夜)は、見る気もしませんがヽ(^~^;)ノ


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December 13, 2005

ルサールでござ~る(2)

またルサールをライカIIIfにつけて散歩スナップ。
うーん、このレンズ、素敵すぎます。ヽ(^▽^)ノ

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Leica IIIf + Russar F5.6/20mm + KONICAMINOLTA JX 400

設計も古いレンズですし、ネガフィルムも軟調なので多少はコントラストをいじったり、色調調整はしますが、もともとの色味が良くないと調整してもあまりぱっとしないものです。このレンズはスキャンしっぱなしの素の色が良いのでほとんど調整しなくても良い感じな場合も多いです。(リバーサルは試していないので、これが良いほうに転ぶか悪いほうに転ぶかわかりませんが・・・)

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Leica IIIf + Russar F5.6/20mm + KONICAMINOLTA JX 400

今回は暗いレンズでの撮影ということもあり、コニカミノルタの100円フィルム、JXのASA(ISO)400を使ってみました、さすがに粒状性はあまりよくないのでスキャン時にDigital ICE(のDigitalGEM)を一杯に効かせないとざらつきが目立ちます。このフィルム自体もちょっと独特の色あいがありますね。

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Leica IIIf + Russar F5.6/20mm + KONICAMINOLTA JX 400

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Leica IIIf + Russar F5.6/20mm + KONICAMINOLTA JX 400

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Leica IIIf + Russar F5.6/20mm + KONICAMINOLTA JX 400

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Leica IIIf + Russar F5.6/20mm + KONICAMINOLTA JX 400

さらに今回は意識的に直線的なものも撮ってみましたが、もうこれだけ歪曲収差が無いと気持ち良いの一言ですね。

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Leica IIIf + Russar F5.6/20mm + KONICAMINOLTA JX 400

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Leica IIIf + Russar F5.6/20mm + KONICAMINOLTA JX 400

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Leica IIIf + Russar F5.6/20mm + KONICAMINOLTA JX 400

恐るべし旧ソビエト連邦オリジナル軍用レンズ?です。
ルックス最高、写りも素敵、ハラショーヽ(^▽^)ノ

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December 09, 2005

ルサールでござ~る

うーん、なんかこのところばたばたとしてブログの更新がまったり進行です・・・(^^;

そんな中昨日新しいライカLマウントレンズがオーストリアから到着(^^;
先月ヤフオクを見ていたら、昨今はなかなかレア度と値段が高くなっているソビエトが誇るオリジナル設計の幻の超広角レンズ(というほどでもないですが)、Russar(ルサール)F5.6/20mmが出品されているではないですか(--;

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後期の黒い奴で値段はビューファイダー込み希望落札価格48,000円・・・・ちょっと前ならもうちょっと安かったんでしょうけど、King-2じゃ7万弱で前期型売ってるし(しかも長期在庫なし状態)、ファインダーついてこの値段なら買いかなぁ・・・などと思いつつ、ちょっと前の記事でもう今年はおとなしくしてようという誓いはどこへやら・・・やはり物欲には勝てません・・・_| ̄|○
脳内では「ルサール欲しい、ラサール石井」などというバナナで釘が打てる級の極寒おやじギャグが駆け巡り、気がつけば落札おめでとうございますメールが・・・・_| ̄|○

で、出品者はCAMERA MATEというオーストリアのカメラショップで、オンライン通販やってます。
日本語がわかるスタッフがいるようで、日本語でやりとりできました。ショップへの直接注文も日本語でできるみたいです。で、支払いなんですが、クレジットカード、銀行振り込み、郵便為替、現金書留とあるんですが、クレジットカード以外は送付先が海外なのでパス(^^;(海外の銀行へ直接送金とかやったことないし、出品者メールにはクレジットカード決済が一番早く送れると書いてあったし)でクレジットカードや必要情報を先方のHPのフォームに入力。あとは送られてくるのをじっと待つだけということになります。

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Leica IIIf + Russar F5.6/20mm
+ KONICAMINOLTA CENTURIA SUPER 200

発送の連絡等は軽くお願いする程度では来ないようなので、ここに注文したい人で不安な人はクレジットカード払いが良いかもです。(カード会社が対応していれば)オンラインで確認すれば請求予定で手続きが行われていることがわかりますし、何かトラブルがあったらカード会社に相談することもできそうです。少なくとも銀行よりはクレジットカード会社のほうがユーザーのほうを向いてますし・・・・。

今回は送料が3,000円ということなので、トータル51,000円で済むと思っていたのですが、クレジットカード会社の請求予定をWEB上でチェックするとそれより1000円ちょっと多い額になってました。おそらくユーロ(EUR)だてで請求されているので、その時のレートが関係しているのか、カード手数料でもとられたのか・・・。まあ、細かいことは置いておいて、それから2週間後の昨日、無事レンズは到着したのでした。

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Russian Leica copy + Russar F5.6/20mm
+ KONICAMINOLTA CENTURIA SUPER 200

で、ルサールですが、早速散歩に出かけて試してみたところ、写りが意外に綺麗で色合いも良く、なんか良さそうです、このレンズ。絞りは開放でF5.6ですが、距離計非連動ですし、F8~F11でパンフォーカスにして使うことが多いレンズですからあんまり問題ありません。
それよりなによりこれぞパンケーキというくらい薄くて軽くて格好良いです(^^)/
ロシアものでは非常に高価なレンズ(^^;ですが、考えてみれば5万円くらいは国産レンズではごく普通の値段ですよね(笑

まあ、ロシアンの中でもあたりはずれの大きいレンズだそうで、今回の購入は博打のつもりで行ったのですが、ちょっと試した限りでは片ボケ等もなく、普通に撮れているようです。なにより(ネガで見る限り)色乗りがよさそうなので、いずれリバーサルでも使ってみたいレンズです。

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Leica IIIf + Russar F5.6/20mm
+ KONICAMINOLTA CENTURIA SUPER 200

ファインダーはレンズがあんまり綺麗ではなかったのですが、レンズクリーナーで拭けば綺麗になるかな?それより問題は大きさと見え方です。私は眼鏡をしているのですが、眼鏡をかけたままこのファインダーを覗くと画角のはしを見ることができませんし、ピントもあいにくく、目が疲れます。眼鏡をはずすと、視度矯正でも入っているのか(笑、案外綺麗に見えます。パララックス調整もできるようになっていますし、実用上は眼鏡をはずして見ることで無問題でしょう。

ただ、せっかくのパンケーキレンズです。バルナックライカタイプに付けた時のコンパクトさは、一応コンパクトだけど伸ばさなければ撮れない沈胴レンズよりも事実上、上を行っている感じです。しかしファインダーが大きいので、せっかくのコンパクトさがスポイルされ、ファインダー装着状態ではジャンパーやコートのポケットに入れるのも大変です。
まあ、ストラップで首から下げてもカメラもレンズも軽いので普通に使う時はそれでもよさそうですし、ポケットに入れて歩きたい時はファインダーだけ首から下げて、撮影する時に合体・・・でもいいかも。このあたりの使いこなしを考えるのも楽しいものです。

ちなみに、絞りの位置的な構造上、フィルターは使いにくいです(絞りを変える時にフィルターをはずさなければならない)。まあ、絞りを最初に決めて偏光フィルターを使うとかならよさそうですが、プロテクターやUVはちょっと面倒という感じでしょうか。
口径は49mmなので、一般的なフィルターもペンタックスやオリンパスの標準サイズのレンズキャップも普通に使えたりします。(フィルターはケラレる可能性もあるかもしれませんが・・・)
ルサールについていたレンズキャップはかぶせ式のMC-MIR20Mについているのを小さくしたような、わりと作りの良いものだったのですが、ちょっとゆるかったので、内側にさび防止テープ(水道管などに巻くやつ)を貼り付けて摩擦を多くしてやりました。これではずれにくく、かといってきつすぎず、ちょうど良い装着感になりました。

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Russian Leica copy + Russar F5.6/20mm
+ KONICAMINOLTA CENTURIA SUPER 200

それにしてもネガでこんな感じの色が出るのは期待以上かも。
あ、上の写真、よく見たら ルサールいしい・・・・(ひつこいヽ(^~^;)ノ


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November 30, 2005

ゾルキーな小技

んー、なんかわけわからんタイトルですが(笑、うちの手持ちのゾルキーIやライカコピーを使いやすくするために実践している小技を紹介。

まず、カメラの分解などしないで簡単にシャッターをライカ並?に軽くする方法です。
うちのライカコピーとゾルキーIは購入当初からシャッターが固く(重く)、特にライカコピーのほうはレリーズボタンを思い切り押さないとシャッターが切れず、そのため手ぶれの心配があるほどです。まあ、ロシアンはそんなものかな~とあきらめていました。
ロシアンの場合、分解してちょっと整備して組み立てると結構軽くなるそうですが、今のところせっかく正常に動いているのに素人がいきなり分解して壊したらどうしようということで、壊れるまでは分解する勇気がありません。(^~^;)いずれ壊れたら分解・調整を試みてみたいとは思っていますが・・・。

で、ある日、底蓋をあけたままシャッターを切っていると、レリーズボタンを押し戻すのが単にボディの底についたやや厚めの鉄板の反発だけであることに気づきました。いやはやなんともロシアンは質実剛健な作りです・・・(^^;

てなわけで、その板を固定している2本のネジを精密ドライバーで軽く緩めてみると、いままで鋼のように固かったレリーズボタンが劇的に軽くなりましたヽ(^▽^)ノ(緩めたのは下の写真の2本のネジ)

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可能性は低そうですが撮影中にネジが折れたり外れたり、カメラ自体に悪影響が出ないとも限りませんので、長期的に使ってみないと手放しにお勧めはできませんが、うちではいまのところ問題ないみたいです。空シャッターをきるだけでも大変高級感が出て、たったこれだけでずいぶんカメラの印象が変わるもんだなぁと思いました。またまたロシアンライカを使う機会が増えそうです。ちなみにレリーズボタンをカスタムパーツに取り替えて操作性を上げることもできるようです。販売元はこちら

また、うちのゾルキーIに付いていた沈胴レンズのIndustar22 50mm/F3.5は購入当初、おそろしく動きが渋く、ピント合わせには思い切り力を入れなければなりませんでした。ということで、あまりまともなフォーカシングができない状態だったのですが、毎日10分ほどできるだけ左右に何回もピントリング?のノブを掴んでは力任せにぐりぐり往復を繰り返したところ、固まっていたグリスが適度な粘性になったのか、非常にスムースに動くようになりました。今ではライカの沈胴エルマーより滑らかで適度な抵抗があってピント合わせが大変楽なレンズとなりました。これもレンズによってはこのような乱暴なことをすると動かなくなってしまう事例もあるようなので簡単にお勧めはできませんが、うちでは好結果に転んだようです。

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また、ゾルキーIやコピーライカにはアイレット(ストラップをつける金具)が無いため、ストラップをつけたい時は下の写真のように三脚穴に止めネジを使ってペンタックスSPのストラップをつけたりしています。

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ただし、ゾルキーIやライカコピーがドイツ規格の大きな三脚ネジなので、エツミ製の止ネジアダプター(短いやつ)で国際規格にして止ネジをつけています。まあ、最近はポケットに入れて持ち歩くので、あんまり使う機会は無いのですが、これも乱暴に扱ったり、なにかの強い力がかかると底蓋の変形やそれに伴う光線漏れなど、ちょっと不安もあるので手放しではお勧めできませんが・・・。(ちなみに強度はわかりませんが止ネジを使わなくても専用の三脚穴用ストラップパーツも売っているようです)

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それと、ロシア物とは違いますが、フォクトレンダーのVCメーターIIのリチウム電池室の蓋は結構簡単に開いてしまうので、100円ショップで売っている髪止め用の短い黒い輪ゴムをまいて、絶対に電池室の蓋が開かないようにしています。(一度蓋が道端で開いて電池が転がり落ちたので、その対策が必要だと考えました。)黒い輪ゴムなので、デザイン的にもそう気になりません。(^^)

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