Freestyleのサンプル作成
Blender2.67でFreestyleが統合されたということで、
アニメでは一般的な線付アニメ塗りなキャラに線なし背景の組み合わせで
簡単なサンプルを作ってみました。
ポイントとしては
・キャラ(スザンヌ)の階調がはっきり分かれるようにライトはArea Lightを一灯使用し、
Gammaをとりあえず最小(0.001)に設定(ガンマの値でコントラスト調整が可能)
・オブジェクトはFreestyleを使うスザンヌと使わない背景をレイヤーで分け、ノード合成
(RenderLayers>▼Layer>Include:で FreestyleのON,OFF指定)
・Render>▼ShadingのAlpha:をSky→Transparentに変更
・スザンヌのマテリアルはDiffuse,SpecularともToonにしてSizeを調整&Smoothは0。
各階調の色を濁らせず、余計なグラデーションが出ないようにEmitを上げる
・スザンヌの階調に影響を与えずに背景の色を明るくするため、Hemi Lightを背景の
レイヤーのみに追加
・線が途切れないようにRender Layers>▼FreestyleのFace Smoothnessをチェック
・目や耳、鼻の一部の輪郭線は常に表示したいのでメッシュエディットモードで
Mark Freestyle Edge(Ctrl+Eから)を設定、RenderLayers>▼Freestyle Line Setで
Edge Markをチェック
といったところでしょうか。
↓上掲動画のblendファイル
blender2.67b用 ft01a.blend (0.6MB)
ファイルは良識の範囲でご自由にお使いください:-)
■2013.7.8追記
いろいろ弄っていたらFreestyleはグループごとにラインセットを指定できることがわかったので、
線あり、線なしが混在する場合も、上記のようにレイヤー合成するまでもないことが判明(^_^;)
Faceごとに線種指定もできるっぽいし。
また、こちらは手前にオブジェクトがあってもちゃんと処理してくれます。
(上記の方法だとラインが透けたりするので対処するのが面倒)
というわけで、スザンヌオブジェクトをGroupに入れてLayer合成はせずに
Render Layers>▼Freestyle Line set>Selection ByでGroupをONにしてみました。
↓上掲動画のblendファイル(Group使用版)
blender2.67b用 ft01_Goup.blend (0.6MB)
ファイルは良識の範囲でご自由にお使いください:-)
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