ＬＯＤっぽいのを試す

レンダリング時間の短縮の研究ということで、ゲーム等ではお馴染みのＬＯＤ（Level of Detail)っぽく、
カメラとサブディビで丸めたCubeの距離が近くなると段階的にSubdivision Surfaceの分割を上げる
ドライバを仕込んで実験してみました。

↓ドライバを使用。レンダリング時間は3:54

↓ドライバ無し。ずっとディビジョン３でレンダリング時間は6:40と、ドライバありの倍近く

よく見るとドライバありのほうは途中で陰のつきかたがちょろっと変わるのがわかります。
どの距離でディビジョンの値を変化させるかが鍵な気がします。
また、３Ｄビューではドライバありのほうが再生途中でオブジェクトが変化する時に遅くなったり
します。

カメラのズーム値と連動させたり、本来のＬＯＤのように距離に応じてメッシュやオブジェクトの
差し替え等もできそうですね:-)

↓今回実験用に作成したblender2.66用blendファイル

blender2.66用　cameradistance02.blend　(495ｋ)

ファイルはご自由にお使いください:-)

sceneにドライバあり(with driver)、なし(no driver)の２つのシーンを入れてあります。

Blender2.66はレンダリング時のアルファの背景抜き設定が変わったのか、以前のバージョン
だと背景が透けます。このあたりは修正されるのか、仕様変更で切り替え設定が必要なのか…

●動画のトータルのレンダリング時間を表示するRender Time Estimation

今回はアニメーションのトータルのレンダリング時間を知りたいので情報を探したところ、開発
中ながらRender Time Estimationというアドオンが見つかったので使ってみました。
レンダリングをフルスクリーンにしないとレンダ中の画像が更新されなかったりするようですが、
標準で欲しい機能ですね(^^)

スクリプトはBlender2.66RCに付属していたのでそこから追加したのですが、
こちらのページのRevision 4304のdownloadを右クリックでリンク先を保存、Blender2.66のアドオン
追加でファイルからインストールでも動かせました。

↓使い方