ミクさんPVを作る8 ~連番動画の合成準備~
そろそろテストレンダリングにも数時間かかるようになってきたので、これからは合成主体で進める
ために今まで512x288でレンダリングしていた動画を768x432(うちのPC環境でベタAVI動画が
普通に再生できるサイズ)でエフェクトを外した状態でレンダリングしなおしています。
全体的な修正が必要なければこの動画に必要なフレームだけレンダリングした動画を合成して
エフェクト等かけるようにすればよいので作業時間を短くできるはずです。
さらに連番pngにしておけばカットの差し替えも簡単で細かい合成にも便利なのでAVI RAWで出力
した動画(←いざとなったらバックアップとしても使える)をノードで連番pngに変換しておきました。
やり方は簡単で、↓のようにノードでAVI RAWの動画をAdd>Input>Movie Clipで読み込み、出力
フォーマットをpngにして連番出しするフォルダを指定、サイズやフレーム数等必要な設定をして書き
出すだけです。(当然Compositingにチェックは必要)
3Dのレンダリングは必要ないのでCombinedはチェックを外してますが、縁起物なのでLayersや
Shading関係は全部チェックを外してます。(どうせ変換専用のファイルなので)
次に最もシンプルなパターンとして、2つの連番(でなくてもいいんですが)動画を読み込んでNodeEditor
で一本にする方法ですが、自分は以下のようにやっています。
ポイントは左端のImageノードのFrames(トータルコマ数)、Start Frame(スタートフレーム)、Offsetの
指定で、連番Image②のようにスタートとオフセットを繋げるフレームに指定し、キーフレームとして
連番Image①とMixで繋いで繋げるフレームの1つ前にFac:0、繋げるフレームにFac:1を設定することです。
2012.6.17追記:
以前掲出していたスクショのFrames:,Start Frame:,Offset:の値が間違っていたので差し替えました。
基本的にFramesには読み込む動画に関わらずレンダリングする総フレーム数、Offset:値はStart Frame:
から1引いた値を設定します。
ちなみに、Image②は実際の連番ファイルの先頭の番号が0143.pngである必要はなく、0001.png等、
どういったものでも良いようです。
また、スケーリングを追加しておけば出力サイズに応じて拡大縮小できます。(Render Size指定が便利)
以上は結構基本的なことだと思うんですが、我流です。もっと色々良い方法があるかもしれません。
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次に、昨日の課題の一つ、木の葉が部分的にひきつってジャンプするような動きをする点について色々
試したところ、以下の方法で対応できることがわかりました。
木は基本的に葉の部分にUVマッピングした↓の2種類の低ポリゴンオブジェクトをグループ化して地面
のパーティクルヘアで生やしているのですが、最初は編集モードで葉の部分のポリゴンをSubdivide Smooth
したり、SoftbodyのWeight調整をし直したりと、色々試したのですがまったく改善しませんでした。
↓のように葉のところどころがひきつったような動きをしています。
そこでオブジェクト自体にSubsurfモディファイアをかけたところ、症状が大幅に改善されました。
このケースではオブジェクト内部のメッシュを細かくするよりも、あとでSubsurfモディファイアをかけたほうが
良いようです。
Render:の値は細かいほうが良くなりますが、Render:1でも十分かと思います。
↓オブジェクトにSubsurfモディファイア(Render:1)をかけた動画。
Blender2.61使用
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