ソフトボディ2 ~乳揺らしの実験~
90式のような固いのを地道に作っていると反動で柔らかいものがやりたくなります。
てなわけで、乳揺らしの実験ヽ(;^.^)ノをぃ
適当に人体モデルを作ってマレン先生の3Dキャラクターアニメーションのリグを簡素化して、ソフトボディをかけて実験。
ソフトボディとリグの連動例にあるキャプテンブレンダーのお腹が揺れるのにはあんまり意欲的に取り組めないけど、女性のおっぱいなら学習意欲が湧くのよね。
男の性(サガ)なのでこれはしょうがないのよねw
■乳揺らしまでの手順メモ
1.リグを仕込んだメッシュを使ってジャンプするようにキーフレームを設定。
7.にあるようにSoftBodyが安定するまでの余分のフレーム(今回は1~39フレーム)を挿入しておく。
(色々パラメータを調整したけど初期状態で綺麗に止まってくれないので:-p)
今回はレンダリングフレームの範囲を40~110に設定。
2.Editingパネル(F9)でメッシュのVertexを全選択し、
適当な名前(マレン本ではSoftGoal)で新しいGroupを作成。
Weightを1に設定。(Assignを忘れずに)
3.オブジェクトモードに戻り、このメッシュを選択状態でWeight Paintモードに。
EditingエリアでVertexGroupusから1.で設定したGroup名を選択。
全頂点がWeight1なので全部真っ赤ならOK。
Subなどでペイントし、揺らす乳まわりのWeightを下げる。(↓の画像※1参照)X-Mirrorは有効にしたほうが便利。
余計なところを塗らないように、Fを押してポリゴンを選択、確認しながら塗ったほうが良い。
4.WeightPaintから抜け、オブジェクトモードでメッシュオブジェクトを選択したままObjectパネルでSoftBodyをONに。
5.Editingパネルで追加されたSoftBodyモディファイアの順番を下向き(V)ボタンでArmatureモディファイアの下になるように移動する。
6.ObjectパネルでSoftBodyタブに戻り、Use Goalを押して、上下△ボタンから2.で設定したVertexGroupを選択。
いい揺れ具合になるようにSoftBodyのパラメータを設定する。(画像※2)
7.Alt+AでプレビューアニメーションしながらSoftBodyパラメータを調整
SoftBodyをかけると最初に乳が暴れるので、動きが収まるまでの余分のフレームを用意。
カレントフレームを1にする。(キャッシュを再計算させるのに必要)
プレビューでキャッシュを作り終わると、プレビューアニメでもレンダリング用に設定したフレーム(40~110)で繰り返される。
<画像※1>Weight Paintモード
(赤いWeight1の部分のみがSoftBodyの影響を受けない)
以下、メッシュの大きさなどにもよるだろうから一般化はできなさそうだけど、今回このモデルで試行錯誤したパラメータの要点覚書。
(マレン先生に頼らずに、今回は自分で試行錯誤してみた。あとで本のパラメータと比べたらかなり違った方向性のようだ)
<画像※2>今回のSoftBodyパラメータ
・Frictionは外部からの影響力だから関係ない
・Massを思いっきり重く(密度を濃く)して揺れを柔らかくしてみた。
Massの値とSpeedの値によって動きは大きく変わる。
最初ゆっくり動かそうと、Speed値を0.001にしたら恐ろしく伸びるようになったので、Speedを1にして調整した。
・Grav(重力)は基本的にいじらないほうが良いらしいので。
・G stiffとG Minは適度に揺れるように調整。 G Dampは乳の形が崩れにくいようにするために上限の50で
・G Maxは1.00で固定。下げるとWeight1の部分まで揺れてしまうため。
・Use EdgesとStiff Quads(対角線スプリングを有効)をオンに。
Edgesだけだと結びつきが柔らかすぎて揺らすと破綻するので。
・Pullは引っ張る力なので多分重力の影響もありある程度伸びるように値を0.7に。
(値が高いほど伸びにくくなる)
・Pushは上限値の0.999にして伸びないようにした。
Pushの伸びがあると、乳が動きすぎてえぐれてしまうので。
・Dampは乳の形が崩れにくくなるように、上限の50で。
・Be(ベンド)は弾力があり、形が崩れにくい、上限値の10で。
・Sh(対角線スプリングの張力)は強めの0.8で。
今回のセッティングは以上。↓をクリックするとこのBlender2.49b用ファイルをダウンロードできます。
Zipを解凍してご使用ください。
なぜか2.57で読ませるとソフトボディ関係のセッティングが反映されないので、そのまま動かすと乳がとんでもないことになりますw
The comments to this entry are closed.
Comments