90式を作ってみる27 ~規則的に穴の開いた円柱の作り方~
今日は主砲の先についているパーツを作りはじめる。
とりあえず穴が一杯開いた半円柱の篭のような奴を作成。(照準に関係するものかな?)
ちょっと遠目にすると、苦労がまったくわからなくなるのが悲しい(笑
円柱に規則的に丸い穴を開け、厚みをつけるのは、機関銃などにも使えそうなので、効率の良さそうな方法を考え、
今回は以下のように作ってみた。
1.プレーンを追加。(↓左から1番目)
2.編集モードで全選択、W→Subdivide (↓左から2番目)
3.中央のVertexを削除 (↓3番目)
4.残ったVertexを全選択して、E→Only Edges→Sで縮小して面を張り、内側のVertexを調整して円に近づける(↓4番目)
5.内側の円(八角形)を選択、EでZ方向に厚みづけ。
全選択してAutoSmoothの設定を60くらいにしてSet Smooth。(レンダリング時のみ有効)
これをやらないと、スムースのせいで面がひきつる。
ちなみに作業中、厚みと平面が繋がる八角形を選択し、Vで切り離すことで、プレビューでの見た目をある程度一致させることもできる。
(あとでRemDoublesして重複した頂点をなくすこと)
6.5の状態でArrayモディファイアをかける。
今回は円の穴が斜めに並ぶので、Xに1、Yに0.5を指定して、斜めにずらす。
MergeをON。
7.さらにArrayモディファイアをかけて、X方向に1を指定し、必要な数繰り返す。
MergeをON。
8.さらにArrayモディファイアをかけ、Y方向に上下の頂点が重なるようにYのRelative Offsetの値を調整(今回は0.67)し、必要な数を繰り返す。
MergeをON。
9.CurveモディファイアでBezier Circleに沿って変形。
編集モードで穴の大きさや厚みを調整してから、Applyして耳を揃えるなりして整形。
陰影が変な場合はCtrl+Nで法線を再計算。
※ちなみに、5.で書いたようにVで切りはなさない場合は↓のようにプレビューでひきつる。
これはこれで電気髭剃りの刃なんかに利用できるかもしれない。
90式の形状は一見簡単そうに見えるが、細かいところは意外に難物が多いので時間がかかる。
まあ、その分Blenderのモデリングの勉強になって良い面もあるわけですが :-)
The comments to this entry are closed.
Comments