手の骨入れ2 ~Copy Rotation コンストレイント~
ウェイトペイントで試行錯誤を繰り返し、遠目には破綻が目立たない程度に手を動かせるようになりました。
親指の腹なんかは裏から見るとまだ不自然に変形したりしてます。親指まわりはウエイトペイントもポージングの際のボーンの角度制御も難しいですね。
定石通り?手のボーンをコピーしてコントローラボーンを作り、動きの設定を簡素化。
トニー・マレンさんの著書には指の根元から指先までをアクションコンストレイントを使って指全体を制御する方法が書いてあったんですが、以前試した時になぜかうまくいかず、その設定方法も結構面倒くさいので、今回はローカルスペースを使用して第一関節と第二関節に同じコントロールボーンの角度をコピーする方法をとりました。
まあ、人間の指は特に意図しない限り第二関節を曲げると同時に第一関節も自然に曲がるようになっているので、設定も簡単だし、細かい修正はできないけど結構使える方法かと思います。なんとなく負荷自体も少なそうだし。
手順は以下の通り。
1.念のために手のボーンを全選択して編集モードでCtrl+Nで再計算させ、ポーズモードに移りAlt+Rで全ボーンの角度を初期化しておく。
2.手のボーン全体をShift+Dでコピーしてコントローラボーンを別な位置に移動して作成。
3.コントローラボーンの指先の各ボーンを削除
4.手のボーンの指先から1番目と2番目のボーンにcopy Rotationコンストレイントを追加し、コントローラボーンの新たな指先のボーン名を共通でターゲットに指定。各指ごとに同じ設定を行う。
5.手の平や指の根元など、その他のボーンに、普通に対応するボーンのcopy Rotationを追加。
6.指先から一番目と二番目のcopy Rotationコンストレイントについて、それぞれC SpaceをLocal Spaceに設定する。これで第一関節と第二関節が同時に同じ角度で曲がるようになる。角度の曲がる度合いはInfulenceスライダで調整可能。
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