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April 20, 2010

六角大王Super6の動画一時ファイルとか連番変換とか

今カチューシャの動画を作っている最中だが、とりあえずその中で使ったりしている六角大王&Blender関連メモ。

六角大王Sで動画をレンダリング中に、そこまでレンダリングが終わった動画を使いたい時の裏技

通常はレンダリングが終わるまで我慢しなければならないが、六角大王のアプリケーションデータフォルダに今までの画像がpngファイルとして連番で蓄積されているので、そこから必要な部分を別なフォルダにコピーして使うと良い。
(一時停止しても良いし、レンダリング中でもOK)
また、動画レンダリング中にクラッシュしてしまった場合なども、レンダリング済みの画像を救済できる。

予めフォルダの設定でシステム、隠しファイルを表示できるようにしておいて通常は

WindowsXPの場合はc:/Documents and Settings/(ユーザー名)/Local Settings/Temp/ROK*.tmp/
Windows7の場合はc:/ユーザー/(ユーザー名)/AppData/Local/Temp/ROK****.tmp/

にそこまでレンダリングした1000から始まる連番のpng画像がある。
必要な部分を別フォルダにコピーしてBlenderなどで動画化することができる。


ついでに
Blender 2.49bで連番ファイルを無圧縮AVIファイルに変換する方法

Blenderは3Dだけでなく、動画のファイル変換や合成にもとても便利に使える。
(今回のようなファイル変換程度なら他に簡単で便利なソフトも一杯あると思うが、動画を合成する場合などの基本操作として覚えておいて損は無いと思う)


1.コピーした1000.pngから始まる動画を0001.pngから始まる連番に修正しておく。
フリーソフトのファイル名一括変換ツールでは連番が大抵サポートされているので、それを使えば良い。

(2010.4.26追記)
または、ファイル名は修正せずに9.のFrs:の下にあるOffs:(オフセット)を1000にする(こっちのほうが簡単だわ…orz)

2.Blenderを起動し、ヘッダの一番左のボタンでノードエディタ(Node Editor)を選択。(図中1)

3.ヘッダのCompsite Nodesボタン(顔のボタン)をクリック。(図中2)

4.右に現れるUse Nodesボタンをクリック。(図中3)

5.現れたRender Layerノードは使わないので、選択して削除(DelまはたXキー)

6.ヘッダのAdd→Imput→Imageを選択(Addは図中4)

7.ImageノードのLoad Newをクリックして使用するpng連番ファイルの0001.pngを選んで、右上のSELECT IMAGEをクリック

8.0001.pngノードの下のImage Typeボタン(顔のアイコン)をクリックしてSequenceを選択(Image Typeは図中5)

9.2段目のFrs:の数字を総フレーム数(pngのファイル数)に設定(図中6)
(意外に忘れがち。絵が動かない場合はほとんどこれが原因)

10.0001.pngノードとCompositeノードのImageソケットを接続(片方の黄色い丸をもう片方の丸にドラッグ)

11.ヘッダからAdd→Output→Viewerを選択し、現れたViewerノードのImageソケットと0001.pngノードの同ソケットを接続。
メインウインドウを左右二つに割り、右側でUV/Image Editorを選択。(図中7)
上下に三角があるボタンでViewer Nodeを選択すれば大きな画像で出力を確認できる。(図中8)

12.0001.pngノードの右下の自動車アイコンをクリックしてONにしておくとカーソルキーでフレーム変化させるごとにViewer Nodoや0001.pngノード内のサムネール画像も更新されるようになる。(図中9)
左右キーで1フレームごと、上下キーで10フレーム動いているのが確認できればOK。

13.F10を押して(デフォルトでは下段にあるボタンメニューで)出力関連の設定をする。

・左のOutPutタブの一番上で動画を出力するパスを設定(図中10)
・AnimタブのDo CompositeボタンをON(図中11)
・AnimタブのSta:、End:にそれぞれスタートフレーム(通常1)、エンドフレーム(通常総フレーム数)を設定(図中12)
・FormatタブのSizeX、SizeYで縦横の出力サイズを設定(普通は元のファイルのサイズに合わせる)(図中13)
・AVI無圧縮にするためにCropの右にある設定メニューでAVI Rawを選択(図中14)
・その下のFPS:でFPS値(フレーム数/秒)を設定(図中15)

14.AnimタブのANIMボタンを押してAVIファイルをレンダリング。(図中16)
レンダリングが終了したら、同タブのPLAYボタンで再生できる。
出力ファイルは13.で設定した出力パス上にあるので確認。

似たような操作でInputで読み込むImageファイルを動画に、出力ファイルタイプをBMP等に設定すれば動画ファイルを連番ファイルに変換することも可能。
Blender万歳ヽ(^.^)ノ

Scrblender01

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