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April 02, 2007

コピーガード

Imgp1806
PENTAX K100D + SIGMA 12-24mm/F4.5-5.6DG

 先日書いたように、ダウンロード購入した音楽データはWMAフォーマットで、そのままではMP3に変換したり、無制限にコピーはできないようになっています。

 これはWindowsMediaPlayer9以降(確実に動作するのは10以降)に備わっているDRM(Digital Rights Management)という著作権保護機能を使ってコピー範囲・回数の制限をしているということらしいです。
 で、問題なのは、ダウンロードしたパソコンが壊れたり、新しいパソコンを買ってデータを移して聴こうと思っても、ライセンスファイル(ダウンロードの際に使用したパソコンに記録されるもの)が無いとオリジナルファイルが聞けなくなることです。これを回避するために、このライセンスファイルのバックアップをWMPで取って置き、CD-Rにコピーするなどして万一の場合に備えるということですが・・・・これは単にユーザーに面倒を強いるだけのもので、事実上はパソコン初心者を脅かすおまじない程度の効果しかありません。

 実際にはデータをWMPでCD-Rに音楽ファイルとして焼けば、(WMPでは試していませんが)普通のリッピングソフトでMP3などに簡単に変換でき、以降はコピーに関する制限なく、複製を行うことができます。仮にリッピングができなくても、究極の複製方法としてライン入力による音声信号の録音を行えば、今の機材なら安いコンポやパソコンでも普通に聴く分には問題ない品質のMP3データがリアルタイムで作れたりもします。

 もっと簡単に曲データが欲しければ、それこそファイル交換ソフトを使用する誰かが共有フォルダに上記のような手段でコピーフリー状態のデータを置けば最初からコピーし放題のデータが何の苦労もなくただで手に入ります。お金を出して買っているデータがコピーに制限が付いていて、巷に転がっている同じ曲のデータが制限が無いという、買ったほうが馬鹿をみるという構造になってしまっているわけですね。

 自分は著作権は保護されるべきだし、例えばミュージシャンやプロデューサー、それに関わる人たちが苦労して作った作品で自分が何か得られるものがあるのなら(幸せな気分になれたなら)感謝の気持ちを込めて対価を払うのが当然だと思っています。

 結局音楽でもなんでもコピーしてただで手に入れる、著作者の権利など自分には関係ない、全く同じデジタルデータを手に入れるのに金を払ったら負けと思う人はずっとそうして生きて行くでしょうし、こと音楽のようなPC以外でも再生する汎用的なデジタルデータについては、コピーは防ぎようが無いのです。

 むしろ、そうした行為を防ごうとして施される実効性の無いコピー防止策が正規にお金を払い、製作者を応援しようとしている人々に不便を生じさせる事のほうをもっと重視して欲しいと思います。個人が楽しむ範囲での複製が認められている以上、やはり素の状態でコピーできるものであって欲しいのです。

 先のDRM付きWMAのようにライセンスバックアップの手間を強いたり、今は廃れたようですが2004年頃登場のCCCD(コピーコントロールCD)のように、CDの規格をはずし、音質を劣化させるような粗悪なものを売りつける姿勢はやはり間違っていると思います。

 アナログレコード全盛時代、歌手が茶の間に登場するメディアもラジオ・テレビしか無い頃のように、レコードを出せばマスで売れる時代はとっくの昔に終わっています。今音楽や著作権を主張する業界がやるべき事はそうした小手先のコピー防止策ではなく、権利保護に対する理解を広く一般に求める活動や正規にお金を払う人に対し何らかの付加価値をつける(例えばデータをまとめてダウンロード購入した人には特製ブックレットを送るとか、ライブに招待するとか)といった企業努力なのではないでしょうか。

 そう言えばテレビも今のアナログ放送が数年先にデジタル(地デジ)になると草薙君がさかんに宣伝していますが、あれを見るたび、テレビ(映像)制作者の「地デジなら番組をHDDレコーダー等で録画されてもコピー制限がこっちの思い通りだぜ、うっしっし」という本音が聞こえてきます。

 別にアナログ放送で困ってないんですが、地デジになると困ることが一杯出てきそう。例えばうち、今CATVなんですが、CATVやBSの番組は全てコピーガードがかかっていて、HDDプレイヤーに録画したものをDVD-Rにダビングしようと思ってもできません。ダビング(というより移動)可能なのがDVD-RWで、そっちにダビングすると、もとのHDDにあったデータが消去されます。ご存知の通りDVD-RよりRWは遅いし高いしプレイヤーの互換性も怪しいしで、フォーマットして再利用できる事以外、何もメリットがありません。(事実上HDDにもとのデータが無いので結局フォーマットもできないことになります)

 これではたまらないので、市販されている高価なイメージスタビライザーなるものを買ってきて、CATVチューナーから出る映像の画質を調整する人も少なくないはず・・・。(画質を調整すると、あら不思議、DVD-Rに焼く事ができるようになります。(笑))
多分地デジになってもなんらかの抜け道的な商品が出てくるんじゃないでしょうか。

 結局何を言いたいのかといういと、番組にしろ、音楽にしろ、自分たちの権利を押し付け、それを理由に顧客に不便を強いるのではなく、視聴者やファンを啓蒙し、信じるほうが結果的に(著作権侵害行為による)損害が少なくなるのではないかということです。性悪説に立ちたい気持ちもわかりますが、やはり音楽等の創作物は製作者サイドの姿勢も含め、作品への共感で成り立つものではないかと思うのです。道のりは長く険しくても性善説で行きましょう(^_^)


たしか明日は午後3時頃から24時間メンテですね。また変なことにならなきゃいいんですが(^^;)>ココログ

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Comments

iTmsとかが始まってから、最初の頃は面白がってDLしてたけど、これから長い事聞き続けるのを考えるとファイルだけじゃ不安だし、やっぱりパッケージがないとつまんないで最近はまたCDを買う量が増えてきました(笑)。CCCDも消えたしね。権利保護とかいうと聞こえはいいけど、コピーしてもらって聞いたり見たりしたら買わずにはいられない作品を作る事も考えてもらわないとね。

Posted by: いっこー | April 03, 2007 at 03:55 AM

>いっこー君

気軽に曲の一部を試聴できるのはダウンロード販売のメリットですね。試聴してみて、CD買いたいという人もいるでしょうし。そう言えばCD店の試聴コーナーって一回も使ったことないなぁ(笑

CCCDは一部レンタル用に残ったらしいけど、今でもそうなのかな?どっちにしてもCDからは普通に複製できて、ダウンロード版が複製できないのはちょっと・・・。

CDもペラ一枚二つ折りのような歌詞シート(っていうのかな?)よりちょっと粋なブックレットが付いているとCD買ってよかったと思う。・・・てなわけで結局ナナムジカのユバナ、買っちゃいました(笑

ただ、最近の新品がアルバムで3千円超え、マキシシングルで千円超えはちと高いかも・・・。

Posted by: いしだ | April 05, 2007 at 12:13 AM

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