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December 17, 2006

デジタル一眼の未来

Imgp5998
PENTAX K100D + SIGMA55-200mm F4-5.6 DC

 15日の田中希美男さんのPhoto of the Day(ブログ版)の記事でOLYMPUSのE-330のAモードとBモードについて詳しく書かれていたので興味深く読みました。なるほど、光学一眼レフファインダーとライブビューを共存させるために2つのモードを用意した理由やそのギミック自体は面白いのですが、一方で、コンデジと同じ電子シャッターに割り切って本体を安く薄く小さくスタイリッシュなデザインにしたほうが、撮影前にシャッターを一度閉じるという、2度手間の感が強いBモードでのタイムラグもある程度解消され、売れるんじゃないかという気がしました。(敢えてこんなに面倒なことをしているのは、購入層に受け入れ易そうな光学式ファインダーへのこだわりの他にも色々専門的な理由があるかもしれませんが・・・)
 詳しくは田中さんの記事を見ていただくとして、E-330やL1のようなライブビューが可能な機種が実用的な面で評価されて行けば、やがて全マウントに対応しようとするコンセプトのDB-1ほど極端でなくとも、EVF、電子シャッターをもっと活用したレンズ交換式一眼が出てくるのは時間の問題のような気もします。

 電子シャッターの場合は現状D70やコンデジのようにスミア、ブルーミングの問題もありますが、技術の進歩でそういった問題も段々解決されて行くのではと思います。ふと思いついたのですが、単純に考えて現在の機械的なシャッター幕のかわりに液晶式の遮光のためのシャッターと撮像素子のONOFFによる電気的シャッターを2層に組み合わせた電子シャッターとかできないんでしょうか。液晶による遮光幕が可能ならE-330のBモードのタイムラグ問題も相当解消されそうな気がするのですが・・・(完全空想モードヽ(^.^;)ノ)

 ちなみに、DB-1では一見従来のデジ一のように撮像素子の前にシャッター幕がありますが、実際は電子シャッターのみで、手前のシャッター幕のようなものは撮像素子保護とゴミ取りの機能を担当します。DB-1の電源OFF時とレンズ交換時は自動的に撮像素子の前を覆い、静電気を発生、あるいは(他の電子パーツに影響が出る場合は)ミクロンレベルでゴミをひっかけるような素材を使って撮像素子に付くゴミをこの幕に吸い付けるようにし、電源ONで横走り布幕引シャッターのバルブのように巻き取り、撮像素子を露出するようにすればゴミ問題は解決です。(ほんまかいな(笑))

Db1_with_bg

 さて、今日はDB-1用バッテリーグリップを作ってみました。自分は最初からグリップと一体化したカメラはかさ張るので好きではありませんが、システムとして大きなレンズや縦位置シャッターを使いたい時などに必要に応じて取り付けられるグリップなら大変有用だと思っています。昔のシステムカメラは皆そうでしたし、そのおかげでカメラ本体のみだとスマートです。DB-1のグリップ上のシャッターのまわりではS(シングル撮影)、C(連続撮影)、AB(オートブラケット撮影)の3つを切り替えられるようにしてあります。また、手前の面に標準サイズのUSB2.0の端子を一つ用意し、USBメモリを直挿しすればSDカードと同様に撮影データの保存場所となり、コンパクトなUSB対応外付けHDDを付ければバッテリーグリップの余裕のある電源供給と相まって80G~100Gクラスのメディアで撮影ができるようになります。なお、今日は普段レンダリングしているXGAサイズの画像にリンクしています。

ご注意)
ここに書かれているDB-1に関する内容や掲載のカメラ画像はすべてフィクションです。
マウントの形状はかなりいい加減に作っています。(マウントの口径はアバウトですが実測した値にあわせたので、異なるマウントのレンズの全体の大きさは比率的にそれほど外していないと思います。)
また、今後出てくる同機についての内容は所詮素人の思いつきなので、理論的に無理だとか、専門的な突っ込みを入れる事はご遠慮ください。これはSFではなく、ファンタジーなのです。ヽ(^.^;)ノ

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Comments

「新構想カメラ」の連載エッセイも大変興味深いですね。デザインの良い物の中にこそ必然性があるやうに思ひます。バルナックライカ(Ⅲfもその完成形なのですが)、M型ライカ(はギリギリの大きさなんでせうが、フォルム自体はバルナックの伝統が生きてゐますね)、ニコンF、旧キヤノンF-1は一眼レフのデザインの双璧でせう。ハッセルブラッドは一号機からデザイン的には完成品(一向に古くなりません)。

80年代後半のAFブームの頃からグリップの付いたぐにゃぐにゃのボディばかりになってわけがわからなくなってしまったやうです。デジイチもこの頃のデザインからは脱却できないですね。一眼レフはメカ的にクイックリターンミラーとペンタプリズムがないとどうにもならないのでどうしても似て来てしまふのかもしれません。ネックストラップを付けるとどうしてもグリップのあった方が便利なのは否定できませんね。あとはライカのR8,9はカブトガニのやうなボディですが、モータードライブを装着して実際使ってみると(巨大さとその重量には辟易しますが)存外に使ひ易いので驚きます。

車でもVWのビートルやローバーミニなどは最初から完成形でせう。

工業デザインでポルシェとかジウジアーロとかがありますがどの製品になっても美しさと合理性を感じます。

ところで、今日の写真は葦か何かですか。手前に一二本入ったのがちょっとうるさいけれど水に映えた倒立像が厚みを増してゐるし、花鳥風月も感じるし。豊葦原の大和ですなあ。日本の風景だし其処に美を感じるのは何時の時代でもあるし、日本人の美意識のDNAを感じました。

Posted by: くりちゃんまん | December 17, 2006 at 09:29 PM

>くりちゃんまん さん

コメント、ありがとうございます^^

 挙げられたカメラはどれもデザインが美しいですね。さらに金属の質感がその存在感を増しているように思います。今のグリップ一体型カメラは残念ながらデザイン的に美しいという印象はありません。ライカM8はよくあそこまで昔ながらのデザインを維持したものだと感心しています。デジタル一眼レフでは来年出るらしいE-400の日本バージョンにもちょっと期待しています。

 写真についてのご感想、ありがとうござます。確かに手前の葦(?)はないほうが良さそうですね。足場が悪く自由なアングルがとれないこともありましたが、もうちょっと明るいレンズならぼかして逃げることもできたかもしれません^^

何より、日本的なものを感じていただけて嬉しいです。実際、特に最近そうした日本的な美に惹かれておりまして、被写体を見つける際も結構意識しています。そうしたものが伝わっているとすれば、とても嬉しいことです。^^

Posted by: いしだ | December 18, 2006 at 01:46 AM

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