« レンズの味 | Main | 焼きこみ・覆い焼きツール »

November 18, 2006

ライカM8の記事を見て

 久々に写真誌(日本カメラ、アサヒカメラ)を買いライカM8について読んだので、にわかM型ライカオーナーとしてちょっと感想を(^^;)ヾ

 まず、誌面で多くのライカの重鎮?の方々が言っているように、巻き上げレバーは付けたほうが絶対良かったと思います。もともとはフィルムの巻上げが一番の仕事で、シャッターチャージと巻き上げが別々なのが、両方兼ねるようになってカメラに無駄な不便さは無くなり、それに慣れたカメラマンは巻き上げだけでは無い利便性に気づくことになりました。実際最近また手動巻上げのフィルムカメラを多く使うようになってから、デジカメはこの面でも物足りない。(もっとも、デジタル一眼は大抵でかいグリップがついているので、巻き上げレバーがついていても使いにくそうですが…)ホールディング面のフィーリングや撮影リズムの役割って案外大きいんですよね。
 さらにはシャッターチャージのために付けるだけでもバッテリーの持ちが違うような気もするんですが、とにかく巻き上げレバーが無いM8のデザインは生産ラインでまだ未完成の状態っていう感じです。検品の時に、「あ、このライカ、レバー付け忘れちゃってますね。」とか言ってはじかれそうな(笑
この点はR-D1で巻き上げレバーを付けた設計者は素晴らしいと思います。

 撮像素子をフルサイズでは無く、1.33倍に留めたのは現時点では仕方ないと思います(それでもAPSサイズの1.5倍になるよりははるかに良い)し、まあ、ライカのデジタルですからその値段でも買う人は買うでしょうけど、開発者インタビューのダニエルさんが言っていた、現状のM8で「5年後でも10年後でも最上級の写真が撮れる」(アサカメ)というのはデジタルの画像データとしての品質という意味だとすると、絶対にあり得ないと思います。M8のスペックだと3年くらいで陳腐化するんじゃないかなぁ。まあ、立場上そう言うしかないんでしょうし、3年くらい先にはフルサイズ撮像素子を視野に入れて次のデジタルライカを考えているんでしょうけど。(笑

 それともう一つ極端な意見ですが、ぶっちゃけ後ろのモニターって要りますか?(笑)
 M型ライカを使おうなんていう人はフィルムで普通に絞りやシャッタースピードをきちんと使いこなせているわけで、その場で写りをモニターで確認しなくても済む人がほとんどな気がするんですが。フィルムカウンター(のようなもの)も液晶で付いていますし、設定などにどうしても必要ということであれば、背面か底ブタを開けた中身に薄型のモノクロ液晶パネルと2,3個のボタンでも付ければ、厚さも従来のM型ライカに近く出来そうですし、プレビューとかの必要も無いので背面のボタンも大幅に減り、バッテリーの持ちも良くなり、いいことずくめ。さらにモニタまわりのパーツが減ることで価格が現行のR-D1くらいに抑えられれば、かなり売れそうな気がするんですが……
 高級デジカメには必ず必要とされていたモニターをはずしてしまうこともポリシーのためには平気でやる……さすがライカだとかえって評価が上がったりして。(笑
 まあ、現在の撮像素子はネガフィルムと違ってかなり露出にシビアなので、使いこなせるまで大変なじゃじゃ馬カメラになるかもしれませんが(^^;そっちのほうが楽しそうだなぁ。まあ、Aポジションでも付けて絞り優先でカバーしておくくらいはあっていいかもです。んが、露出計も外してM3とかM4に撮像素子を足しただけってのが、ライカファンにはもっとも望まれているデジタルなM型ライカなんじゃないんでしょうか。ヽ(^o^;)ノ

 というわけで、ライカのデジタル機は巻き上げレバーが付いて後ろのモニターやボタン類を無くして厚みを減らした、20万円台で買えるM8-2を希望します。ヽ(^.^)ノ

Hinomaru
Leica M4-2 + Summicron 5cm/F2 + FUJICOLOR SUPERIA 100(S-100)

 写真は日の丸構図のものをモノクロとカラーで2枚並べてみると良い感じだったので。
ズミクロンはモノクロにすると、その滑らかでしっとりとしたトーンが際立ちますね。(^^)

|

« レンズの味 | Main | 焼きこみ・覆い焼きツール »

Comments

ライカM8に関してはポンカメとかアサカメの記事を読んだり、その前にネットで初期不良の件で大論争になったりしてゐるのを読んで、流石「ライカ」だと思ひました。
見て触るとまたぞろライカウイルスが復活するので、ライカジャパンに見本を見に行くことはおろか近い将来発売されても量販店にも行かないでせう。現在の心境は、相当長期に亘って成り行きを見守るしかありませんねえ。
M3,M2とまで行かなくともM4が新品で出た頃の価格と初任給の比較で考へるとM8の新品価格の55万円程度は決して高くはないのですが、デジタルになったことへの変な抵抗感があるのです。仰る通り3年の命がいいところでありませう。待ってゐる内にM9になってしまふのかもしれません。
しかし、100円の投売り(?)のスーペリア100の如くフィルムが絶滅に近くなるのは必定。(これは販売店、ラボなどの銀塩システム全てを含んでといふ意味です。)フィルムがほぼ絶滅してからデジカメに移行しても遅くはないのかなあ。それまでは「銀塩原理主義者」を潔く貫いた方が賢明かなあとも思ひます。
ま、下手にライカに手を出したあとで(MもRも多少は所有してゐますので)、「満を持して」DMRとかM8が出たのでボロボロですね。

Posted by: くりちゃんまん | November 19, 2006 at 09:56 PM

>くりちゃんまん さん

 ライカウイルスは強力ですから特にご自愛ください・・・(^^;

 私もデジタル機で50万以上というのはデジタル製品としての寿命からみてたとえライカであっても高いと思います。
 フィルムがあと何年、今くらいのコストで楽しめるかどうかわかりませんが、私は楽しめるうちはできるだけフィルムを使って行きたいと思っています。スキャンしたデータを見ると、やっぱりデジカメのデータよりいいんですよね。トーンにキレがあるというか…。
 スキャンの手間はかかりますが、(同時プリントもしていませんので)ネガを入れてどんな画像が出てくるか毎回楽しみという面もあります。(撮影時にこれだと思ったカットからスキャンしています。)
 撮る本数にもよりますが、こだわればこだわるほど時間がかかる作業であることは確かなので、思い切ってマウントを揃えたAPSサイズのデジタル機を購入、併用して(特に有利な広角域で)フィルム機を使い、使用本数を抑えるのも良いですね。

 デジタル機への移行はフィルムが完全に使えなくなってからでも十分だと思いますし、待てば待つほど高性能、低価格になるので、フィルムで事足りているのなら、慌てる必要もないのではないかと思います。
 思い切り私見ですが、紙焼きまで含めた仕上がりの画質は現時点ではまだデジタルの高級機よりフィルムのほうが良いと思います。私のようにデジタル一眼を使っていて物足りなくなって銀塩に戻るようなへそ曲がりもおります・・・(^^;

 現在のデジタル機の場合、画質の面でもまだ長年使えるまでに熟成された段階では無いと思います。あと二年以内くらいにフルサイズ撮像素子が普及するかどうかも大いに関心があります。フルサイズが普及機にもし乗るような事があれば、フィルム組もさらに移行がしやすくなります(^^;

 ただ、現行機種でも興味があって手を出してみるのも悪くないくらいの性能はありますから、結局デジタル製品は欲しくなった時が買い時なのでしょう。少なくとも実用で写真を撮るには本当に便利で、良いものだと思います。

 また、ニコンのように何度かに分けて自社の旧式レンズ資産を段階的に切り捨てていく企業もありますので、非CPUも含めた旧レンズを生かすという意味では、いずれ現行の対応機種(今で言えばD200以上)を買っておく必要はあると思いますが・・・(^^;

 もしKマウントやM42のレンズ資産を沢山お持ちなら、今月末に出るK10Dも良さそうですね。(^^)

 幸か不幸か、今の私はフルサイズの高級デジタル一眼機よりも少々くたびれたPENTAX SPのほうが魅力的ですが・・・

Posted by: いしだ | November 20, 2006 at 02:30 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/84881/12733111

Listed below are links to weblogs that reference ライカM8の記事を見て:

« レンズの味 | Main | 焼きこみ・覆い焼きツール »