« 7,000円でお釣りが来る極楽HDDバックアップ&換装システム | Main | FedoraCore5は仕事に使えるか »

September 18, 2006

Thinkpad240ZにFedoraCore5を強引?にインストール

 前に書いたように380XDの購入以来、Thinkpadにすっかり嵌り、立て続けにi1620,X24,i1124,240Z,600X,iS30と、一ヶ月ほどで7台も正常稼動品を購入してしまったわけです。i1620とi1124は秋葉原のソフマップの中古専門店で、X24,240Z,600X,iS30はヤフオクで入手。バッテリーや増設メモリ、換装用HDDも一部機種用に新たに購入したため、全部で22~3万円と少々くらいの出費でした。タイミング良く、Canonのレンズ、EF70-200/F2.8 USM[IF]とX2の純正エクステンダーIIを知り合いに売却することがほぼ決まり、出費分はかなりの部分フォローできそうです。しかし、考えてみれば中古とは言え、MMXの380XDに加えてセレロン450~モバイルPentium1.06GHzクラスのノートパソコンを6台買って新品や状態の良いバッテリー、増設メモリ、ウルトラベースX2や無線LANカード、80GクラスのHDDを3本買ってトータルこのお値段というのは凄いことかもしれません。新品のノートパソコン1台買ったと思えばいいんですから・・・と、自分を無理やり納得させる・・・(^^;

3dai
▲増殖したThinkpadの一部

 個々の機種の感想などについては今後のネタにするかもしれませんが、ちょっと面白い実験をしたので、これを書きます。

 さて、一気にマシンが増えたのはいいんですが、一番問題なのはOSとセキュリティソフトの経費です。オークションで安く入手できるものはOSは付いておらず、PC本体の底にWin98や2000のプロダクトシールが貼ってあるという場合も多いです。まあ、プロダクトシールに記載されているOSをプロダクトキーを利用して手持ちの正規品CDからインストールすれば動きますし、個人的に使うなら許されて欲しい範囲だと思いますが、厳密に言えばライセンス違反になる可能性もありそうですっきりしません。(あくまでも私がそう思うだけで、特にWindows2000やそれ以前のOSのライセンスについてはメーカーが一々全部チェックできるわけも無く、事実上は使う側の考え方次第だと思っています。それにしてもWindowsは高すぎですなぁ。自分としては、製品のリカバリCDやDtoDのリカバリ領域が残っていてプロダクトシールと符合しているならOKなんじゃないかと思っているんですが・・。)
 さらに、セレロン450MHz以上、メモリも200M以上の機種なら安定していて、現在もマイクロソフトからサポートされているWindows2000を使いたいところで、こうなると自分が持っている2枚のW2KのCDの枚数以上のPCにインストールすると、明らかにライセンス違反行為になります。誰にも言わなければわかりませんし、マイクロソフトは儲けすぎだとも思いますが、公開されているブログである以上、そこでライセンス違反を匂わせるのはまずいでしょう(^^;

 増えたPCにはとりあえずウイルスバスター2006お試し版などを入れて、30日は無料でセキュリティを確保できますが、やはりずっと使うには増えた台数分のライセンスを購入・・・それを考えるとせっかく安くノートPCを購入してもOS+セキュリティソフト代がかなりの負担になります。これ以上、あんまりお金は使いたくないのが正直なところです。

 これはもう、あのOSを使うしかありません。無料で何台に入れようが誰にも後ろ指を指されず、カーネルがWindowsNT同等かそれ以上に安定していてセキュリティソフトを買わなくてもウイルスにも強い・・・そう、そんな夢のようなOS、Linuxです。

 実は大分以前にWindowsからインストールできたりするLinuxMLD(3だったかな?)というのを買ってチャンドラなどにインストールしてみたのですが、その頃のLinuxはまだテキストベース中心でGUIのXウインドウはやっと実装された感が強く、まだまだ初心者にはとっつきにくいものだったので、結局使うには至りませんでした。しかし、あれからもう随分経ちますから、当然X-windowの完成度も上がり、Windowsとの親和性も高まっているかなということで、以前、インストールが楽だったLinuxMLDの最新版の7をアマゾンに発注。しかしこれは2003年発売のもので、こうしたソフトは一番新しいリリース版を使いたいのが人情。ネットで調べると最新の初心者にもわかりやすく操作性もWindowsに近いディストリビューション(Linuxで動作するパーツを適宜組み合わせてOS+基本ソフトのセットとして使いやすいように公開されているものらしい)がいくつかあるとの事。Linuxについてはまったく初心者なので解説つきのムックでも買おうかと本屋に行くと「LinuxFan Vol.3 Fedora Core 5インストールと設定完全ガイド」(毎日コミュニケーションズ:1,490円:FedoraCore5収録DVDつき)という本があり、これを買ってきて、いかにも初心者向けに分かりやすく書いてある説明に沿ってX24にインストールしてみました。うちのX24に付いているウルトラベースX2にはDVD-ROMを付けてあるので、本の付録のDVDをそのまま使用できました。(CD-ROMしか無い場合はインターネット上からCD版の複数のCDイメージをダウンロードし、自分で数枚のCD-R等に焼かなければなりません)

 とりあえず、実験用ということではずしてある予備の20GのHDDをX24に入れてDVD-ROMからブートすると、インストーラーが自動的にデバイスを検索、判断して組み込み、何の問題も無くWindowsをセットアップするよりも簡単にインストールが終了。音もちゃんと出ますし、内蔵LANでインターネットにも繋げます。驚いたことにデフォルトで既存の自分のWindowsネットワークの共有フォルダにもそのまま簡単にアイコン表示で繋げます。Linux&X-window(Gnome)もここまで進化したんだなぁと感慨深いものがあります。他にもMicrosoftOffice互換のOpenOffice(Word、Excelそっくりで互換)やIEと同様につかえるブラウザFireFox、OutlookExpress風のメーラー、上海やオセロ、ソリティアやさめがめ等ゲームも満載、PhotoShop並の性能を持つと言われるGIMPとか、これ全部無料でいいの?という脅威の世界が画面上に広がりました。まだソフトの新規インストールとかは色々スキルが必要で、Windowsのような楽さは無い部分もあるのですが、それでもインストールされたまんまの状態でビジネス的な使用にはほとんど使えそうな気がします。昔に比べてかなりの設定がGUIでできるようになっていて、ちょっとした設定ならマニュアルが無くてもできます。で、とりあえず、Windowsもそうですが、インストールしてすぐにやることはOSのアップデートです。いくらウイルスや外部の攻撃に強いLinuxとは言え、やはりセキュリティホールが怖いですから。

 そこで一番簡単なSoftWareUpdate(WindowsUpdateに相当)をGUI上から行ってみましたが、恐ろしく時間がかかりました。(OSのアップデートにはテキスト端末からyum -y updateと打てば何をやっているかも分かるし、時間もSoftWareUpdateより速いらしいのですが、それでもパッケージのインストール指定により3時間~数時間程度時間はかかるようです)日本のミラーサイトからアップデートする方法が本で紹介されていたのですが、なぜか途中でサーバーが見つからないというのが出たので、とりあえずデフォルトに戻してアップデート。
 ちょっとインストールが面倒ですが、本に書かれている手順でxmmsというmp3プレーヤーも新規にインストールしてmp3データを快調に鳴らせるようにもなりました。

 まだまだ周辺機器や動画再生が使える環境を整備したいところですが、これ以上はそれなりにスキルが要求されそうなので、とりあえずここで一旦作業停止。で、ここからタイトルの本題です。(前置き長いよ・・・・ヽ(;´Д`)ノ)

 Thinkpad240Zはバッテリーが持たないとか、フレキシブルケーブル設計の甘さによる画面が白くなる病などの問題があるものの、コンパクトなB5ノートでキーボードも同クラスの他メーカーのものよりはずっと良く出来ていて、評判の良いPCです。(ちなみにうちのは一番低スペックのセレロン500、SVGAの機種ですが、液晶はベゼル付きのXGA液晶をヤフオクで落札して交換してあります。Thinkpadはこういう事が素人でも簡単に出来るのです(・∀・)イイ)

 ただ、240Zはその後のS30等のようにPCカード+CDDやUSBを使用したブートがBIOSで可能な機種では無いので、MS-DOS起動のフロッピーからドライバを組み込んでブートという技も今回のFedoraCore5のDVDでは使えそうも無く、こりゃ先に買ったLinuxMLD7が届くのを待つかなぁと思っていたのでした。通常、FedoraCore5をインストールする場合、DVDでなくともCDでレスキューディスクを作り、あらかじめターゲットのHDDにDVDのディスクイメージを置いた状態でインストールすることが可能ですが、やはりそのCDをブートする手段が無ければなりません。ちなみにFedoraCore4で特殊な技でFDDからブートしてインストールが可能という記事が紹介されていたりしますが、自分は何せLinux初心者というか、ほとんど使ったことも無く、最初から問題が起きて嵌るような事もしたくないし・・・

 ただ、Windowsと違って、HDDのブートにはなんとなく汎用性があるんじゃないかなと思い、駄目もとでX24でFedoraCore5をインストールしたHDDをそのまま240Zに取り付けてみました。(X24も240ZもHDDの付け替えは非常に楽な機種なので、本体を開けることなくすぐに交換できます。)

 まさか動くわけないわなぁ・・・とは思いつつ、240Zの電源を入れると・・・・あれれ?なんかFedoraの最初の画面が出てますよ。

Fc01

ということはブートはしてるわけです。でも、そのまま最後まで動くことは無いだろうと画面を眺めていました。
各種デバイスをチェックして行末に緑のOKの文字がずらずらと並びます。

Fc02

これはもしかするとラッキーかも・・・・と思っていたら、案の定、途中でセットアップした内容と違うやんけとかなんとか言っているようなメッセージが出て止まってしまいました。

Fc03

Yesを押すと長い説明が出て、そのままその画面でOKを押して元に戻ります。

Fc04

Noを選ぶともう一回X-Serverの設定をしなおす?とか聞いているようなので、Yes。

Fc06

するとrootのパスワードを聞いてきたので、X24で設定したパスワードを入力。

Fc07

画面設定が出てきたので、まずHardwareタブを出して本体の液晶を使うのでGeneric LCD Displayを選択。

Fc08

Monitor TypeをLCD Panel 1024x768に設定。
 
Fc09

Settingsタブに戻って1024x768を選択しました。

Fc11

変更確認ダイアログが出てOKを押します。

Fc12

リスタートするよんというメッセージが出ました。勿論OK。

Fc13

すると普通に起動、めでたくユーザーID,パスワード入力に。

Fc14

以降、普通にFedoraCore5上でGnomeが動いてます・・・。

Fc15

内蔵LANも正常動作し、音も問題無く鳴っています。ゲームもネットサーフィンもできます。

Fc17

ちょっと感動。
あ、あとキーボードが英語キーボードの設定になっていたので、これもGnomeの設定メニュー上から設定しなおして問題を解決しました。

 ちなみに240ZでWindows2000が稼動するHDDでWindowsとのデュアルブート設定にして再度X24でセットアップしたHDDを取り付けたところ、こちらも正常にブートセレクトできました。(インストール時にデフォルトだった、FC5を優先ブートする設定にしてます。)

Fc16
▲FC5が2つメニューにあるのが怪しい・・・・

 もとのWindows2000のHDDにはパーティションの空きが無かったので例によって母艦にUSB2.0外付けケースのケーブルで繋ぎ、PartitionExpertで既存の論理パーティションを削除して未設定パーティションを作りFC5をインストールしました。最初、FAT32で空きパーティションを作ってFC5のインストールを試みたのですが、パーティション選択画面でエラーになるのでちょっと嵌りました。結局未設定パーティションを作ればいいだけなので、PartitionExpertで必要な未設定パーティションを作れば瞬時に準備が完了します。

ただ、このHDD引越し方法だとX24のセッティングが残っているのか、異常なセクタができるようです。(と思ってこのパーティションを削除したら起動できなくなったので、再度バックアップからこのパーティションのみ復活し、ブートできるように。結局ブートセクタ?だったわけですね。よくわからんけど。)また、あまり真っ当な方法でも無いと思うので、今は正常に動作しているようですが、何が起こるかわかりません。まあ、とりあえずX24と240Zで確認できた実験報告ということで・・・。他のXシリーズや240シリーズでもこの方法が使えるのかな?とかそれなりに興味深いところでもありますが・・・。
 今度はi1124で試してみようかとも思うのですが、あれには内蔵LANが無いので、無線LANやPCI経由のLANが動作できる環境を今Linuxが稼動しているPCで作るのが先だろうと思っています。

 それにしてももうすぐWindowsいらなくなるんじゃないかと思うほどの完成度・・・・Linux、凄く進化してるんですね。韓国や中国あたりがLinuxでWindows並の操作性・実用ソフトを持つパソコンを激安で出したら、一気にライセンス料が乗っていて高いWindowsマシンは駆逐されてしまうかも(笑)過去のLinuxマシンは普通のユーザーにとっては敷居が高かったのであまり成功しなかったようですが、こうなると夢物語では済まなくなるのかも・・・・。

 まあ、まだ基本的な事でもテキスト端末が必要なものも多く、色々こっちのスキルアップが要求される点は残ってますが、それはおいおい慣れ覚えて行くことにしましょう。とりあえず目先の課題はMplayerのインストールと無線LANが使用できるようにセッティングすることかな・・・。ネットで情報見るとやっぱりちょっと難しそう。

しかし、もしこのHDDの引越し法で他のBIOSブートが弱いノートPCにもインストールできれば3年前のFedoraと同じRedHat系ディストリビューションのMLD7・・・・買った意味ないじゃん・・・_| ̄|○

今日から仕事が忙しくなるので、またちょっと更新がお預けになりそうです。

|

« 7,000円でお釣りが来る極楽HDDバックアップ&換装システム | Main | FedoraCore5は仕事に使えるか »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/84881/11939929

Listed below are links to weblogs that reference Thinkpad240ZにFedoraCore5を強引?にインストール:

» パソコンを使いたい! [パソコンゲームだけでなく 中古パソコンの修理、自作パソコンをめざす]
最近、パソコンは子供まで、誰もが使う生活必需品のように言われていますね。ワープロ、インターネット、ファックス、CDやDVDの鑑賞、果てはテレビまで、いろんな機能が 1つのコンピュータに詰まっているんですね。 [Read More]

Tracked on September 26, 2006 at 09:48 PM

» オセロとは [オセロで遊ぼう!オセロのことがわかる]
オセロ(Othello)とは、日本で発表されたボードゲームです。 オセロでは、二人のプレイヤーが交互に盤面に石を置き、最終的に石の数の多かった方が勝者となります。 [Read More]

Tracked on September 30, 2006 at 04:10 PM

« 7,000円でお釣りが来る極楽HDDバックアップ&換装システム | Main | FedoraCore5は仕事に使えるか »