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October 10, 2005

こんなデジカメなら欲しい

うちの*istDはAF時、100%ピントがずれます。以前からピントはわずかにずれていましたが、この前修理から上がってきた後に酷くなった気がします。AFだと確実にずれるのでMFでしか使っていませんが、近いうちに新宿のペンタックスフォーラムで調整してもらおうかと思っています。

IMGP1944aS


最近思うのはなぜピントの基準になる位置の調整が自分でできるデジカメが無いのかということ。
E-500やサイバーショットの新機種など、フォーカスブラケットができるカメラが出始めてはいるようですが、それより何より、まずもとになるピントが来なければ仕方がありません。レンズによって最適なピントの調整が必要な可能性だってあるかもしれません。そんな時にいちいちメーカーのサポートにピント位置調整を依頼してはいられません。(フォーカスブラケットが付いたE-500やサイバーショットには調整機能も付いているんだろうか?はたまた自分がそういうのができる機種を知らないだけなのか?)

やれスポーツモードだの夜景モードだのと写真を撮る上で必要あるかどうかも疑問な(必要としている人はそれはそれで使いこなしていただければ良いとは思いますが)ピクチャーモードは一杯つけるくせに、こうした一番重要な部分については(フォーカスブラケットができるなら簡単につけられるであろう機能が)おざなりになっているように思います。

IMGP1956aS

ピクチャーモードもそうです。あれが必要な人は自分の好みの設定をチョイスできる楽しみもあるかとは思いますが、写真は所詮シャッタースピードと絞りの組み合わせで写るものです。自分の好みの露出を使いこなせる人はどのくらいの頻度で使っているのでしょうか?デジタル特有の色やコントラストの設定など、デジタルデータゆえにあとからいくらでも弄れるわけですから、私はピクチャーモードをちょっと試して、こりゃ自分とは縁の無い機能だと思いました。同時にいらない機能(それもずいぶんの数)にお金を出しているようでちょっと損した気分です。

私のようなマニュアル露出を多く使う人間には「ダイヤル式カメラを使いなサイ!」の我輩さんのおっしゃるように、シャッターダイヤルと絞りリングによる昔ながらのシンプルな操作ができるカメラが一番機能的で一番使いやすいわけです。

別に「ピクチャーモード満載、押せばだれでも綺麗な写真が撮れるし、マニュアルを使いたい人はマニュアルモードを用意しています、絞り優先、シャッター優先、プログラムと、昔ながらのカテゴリわけでも使えます。」というカメラを否定するわけではありません。

・・・が、マニュアルモードを使おうとするとマニュアルもできると謳われているコンパクトデジカメなどではあっちのボタンを押して次にこっちを押してと、異様に複雑な操作を要求されたりします。デジタル一眼にしても前や後ろの状況次第で千変万化するダイヤルを見にくい外部液晶の小さな数値を読んだりファインダー内で確認しつつこせこせちまちま動かして決めなくてはなりません。
ファインダー内でマニュアル露出をしたい時などは、昔のライト付きの追針式やMXのLED表示のほうが今のデジタル表示より断然視認性が良いです。

IMGP1890aS

というわけで、私が今欲しいのはピクチャーモードの付いていない、昔ながらのシャッタースピードダイヤルと絞りリングのあるレンズのついた、光学ファインダー(距離計付きレンジファインダーでも一眼でもかまいません。EVFはまだMFに関しては実用段階にないと思います)機で、AF付きなら自分でピント調整ができるデジカメです。極端な話マニュアル専用で露出計だって無くても良いくらいです。逆にに手ぶれ補正と(レンズ交換式なら)ダストリダクションがあれば言うことはありません。

上記の条件で現在欲しいカメラに近いのはエプソンのR-D1、パナソニックのDMC LC-1くらいで、一眼レフタイプに至っては皆無です。
もちろん、現在のデジカメは自分でピント調整などはできないでしょう。
R-D1ははなからAFとは無縁ですので逆に問題がないのですが、ライカマウントレンズを使うならやはりフルサイズの受光素子が欲しいです。それで今の値段だったら、まず間違いなく精進しているでしょう。(笑)
LC-1もかなり魅力的ですが、EVFという点が残念です。長時間見ていると目が疲れそうです。距離計が搭載されるなどしていたなら外付けファインダーと併用前提で精進していたかもしれません。(^^;)

簡単な話、昔のMXやSP、F-1、SR-1、F3、OM、ライカファミリーなどMFカメラの単純なデジタル版か、MZ-3のように絞りリングのついたレンズを尊重した上にAFが使えて自分でピント調整ができるデジタルカメラが欲しいのです・・・。

次々と新製品の高機能、低価格なカメラが出ていますが、どれも似たり寄ったりのなんでもできます的カメラで、これがこのまま続けば体力のない会社から淘汰されて行き、一眼レフタイプなどはそのうちCANONの寡占市場になってしまうでしょう。そうならないためにも特にCANON以外の会社には(だいたいEFレンズって絞り無いから嫌いだし(笑))別な方向性を打ち出したデジカメで勝負してもらいたいと思います。
前に書いたように、コンパクトデジタルでレンズ交換式のも欲しいですね。

あとはそうしたデジカメを高くても10万円台でなんとかひとつ・・・(^o^;)
それと、書いていて自分が欲しいカメラはなんとなくコシナが作りそうな気がしてきた・・・・(笑)

今日の写真はすべて*istD + SMC PENTAX-M 50mm/F1.4で撮影。

IMGP1927bS


このレンズは絞り2以上にしないとハロが目だってかなり甘くなってしまいます。
で、2に絞ると・・・うーん、ちょっとボケが汚いかなぁ・・・・。

あと、AFの邪魔になっても良いから*istDのファインダースクリーンにマイクロスプリットイメージつけたの出してくださいよ、ペンタックスさん。(;_;)

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