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March 11, 2005

TAMRON AF28-300mm F3.5-6.3XR MACRO

tam28300neko今日は高倍率ズームタムロンAF28-300mm F3.5-6.3XR MACRO[A06]について。

手持ちのレンズは現在のデジタル一眼用にコーティングを強化したDiバージョンでは無く、前のモデル[A06]ですが、10倍以上の倍率があるズームなのに、このサイズ、この軽さで全域で破綻なく写るのはすごいですね。

2年ほど前に山形に旅行に行くため、EOS100QD/Kiss用に買ったのですが、最初はこんな高倍率のズームがまともに写るんかいな?と半信半疑でした。で、使ってびっくり、全域で普通に写りますし、色収差もよく補正されていて発色も良く、おまけにマクロ的な使い方までできるということで、昔キヤノンのFD用の3倍ズームなどを使っていた時代とはあきらかに違う時代が来ているのだなぁと思ったものです。
上のリンク先の開発バックストーリーなんかと読むとこのレンズの開発は相当苦労したようですが・・・。

画質も良くできた単焦点にはかないませんが、旅の思い出の記録や日常のスナップに使うには十分すぎるくらいだと思います。さすがに300ミリでは画が甘くなりますが28ミリ~200ミリくらいまでは普通に絞れる環境ではシャープに写ります。デジタル一眼でも普通に使えるので、特に何を写そうとかどのレンズを使おうとかいう目的の定まらない時に付けて歩いたりします。

全体にズームリングやフォーカスリングもプラスチックなのに割とスムーズで程よい抵抗があり、操作感もまずまずです。シグマのこれと同スペックのレンズはもっと安いのですが、そうした操作感は難ありとの評判も聞きます。
EOS用としてはレンズ内超音波モーターのバージョンも欲しいところですが、タムロンは超音波モーターを使用したレンズはまだ出していないようですね。

難点は開放値が暗いことでしょうか。ちょっと薄暗い林の中などではやはりつらいです。
また、300ミリ側では結構歪曲収差が目立つようです。

APS-Cやフォーサーズでは広角側が物足りませんが、今は安くて良い超広角ズームもいくつかあるので、それらと組み合わせてまだまだ使えるレンズでしょうね。新型のDiタイプは逆光にもさらに強くなっているようですし・・・。

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